「新撰組」聖地巡礼ツアー【東京編】

『ちるらん』『アサギロ 』も人気連載中!新撰組に思いを馳せる聖地巡礼ツアーのススメ

140720_rum03.JPG土方歳三資料館・土方歳三生家

 多摩都市モノレール万願寺駅から徒歩5分。土方歳三が育った家屋を、平成6年から資料館として公開している。生家にあった、大黒柱、長者柱などが活かされた作りになっている。土方歳三が池田屋事件の際に使用した楔帷子(くさりかたびら)、稽古に使用した天然理心流木刀、鉢金、愛刀である十一代和泉守兼定など、ファンにはたまらない逸品が展示されている。

 ただ開館日は、月に2回程度と少ないので、ネットで確認してから出かけよう。

140720_rum04.JPG石田寺(せきでんじ)・土方歳三墓地

 土方歳三資料館から歩いてすぐの場所にある愛宕山地蔵院石田寺。

 石田寺に入るとすぐ、大きなカヤの木が生えている。樹齢は400年以上と言われており、土方歳三もこの樹の下で遊んだであろう。新選組一番の人気隊士だけあって、命日以外の日も、献花が絶えない。

140720_rum05_1.JPG高幡不動尊
140720_rum05_2.JPG土方歳三像

 土方家の菩提寺である高幡山金剛寺(高幡不動)。室町時代に建てられた仁王門や、東京都最古の文化財建造物である不動尊など、重要文化財の建物が数多くある。

 入り口そばには、近藤勇・土方歳三両雄の碑や、土方歳三の銅像が建てられている。また土方歳三の位牌や新選組隊士慰霊の大位牌が。奥殿には新選組資料が展示されている。

140720_rum06.JPG井上源三郎資料館

 井上源三郎は新選組六番隊組長。フィクションなどでは地味な扱いになることが多いが、近藤勇、土方歳三らとは、兄弟弟子である。とても良い人だったと伝えられている。

 天然理心流剣術免許、ゆかりの囲炉裏(いろり)など、貴重な資料が展示されている。開館日は第1・第3日曜日。

140720_rum07_1.JPG日野宿本陣
140720_rum07_2.JPG衣装も着てみました

 日野駅から徒歩7分ほど。佐藤彦五郎が建てた、都内に残る唯一の本陣建物である。佐藤彦五郎の妻は、土方歳三の姉、とく。天然理心流の門人であり、新選組には金銭的バックアップも続けていたという。とても立派な建物で、案内をしてもらえる。土方歳三が昼寝をしたと伝えられている部屋では、ファンの女子が横になって

「土方さんが眺めた天井だ!!」

 と感動する光景がよく見られるとか。ただし天井は、張り替えられているため当時のものではない。新選組定番の、浅葱色のダンダラ羽織を着て、撮影してもらうこともできる。

140720_rum08.JPG新選組ふるさと歴史館

 日野駅から徒歩13分の場所にある。新選組の資料が数多く展示されている。企画コーナーでは、頻繁に展示物が変わるため、リピーターも楽しむことができる。

 新選組の衣装を着て撮影することも可能。

 と、東京編はここまで。次回は、京都編をお届けします!

(文/村田らむ)

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