ビジネスエリアも拡大し超進化！　AnimeJapan 2015が開催を発表

• ツイート
• 

「AnimeJapan プレゼンテーション」の様子。

　来年はビジネスデーも設け、さらに規模拡大。日本最大級のアニメ見本市・AnimeJapanが6月30日、AnimeJapan 2015の開催概要を公表するプレゼンテーションを池袋のイベントホールにて開催した。

　AnimeJapan 2015は、2015年3月21日、22日の二日間開催。さらに今回の開催では3月20日、21日の二日間にわたりビジネスエリアを設置。メイン会場の東京ビッグサイト東ホールとは別に、西ホールで商談可能な環境を整える。また、ファミリーエリアも大幅に拡大されており多様な来場者が見込まれる。

高橋祐馬氏（写真右）と内田健二氏（写真左）。

　開会に先立ちアナウンスを行った司会の高橋祐馬氏（株式会社アニプレックス）は「今日は、会場の雰囲気を作っていただくのはプレスの皆様なので、暖かい空気を作っていただけると。あと、動画協会の内田健二理事長……サンライズの会長さんがいらしたときには、暖かい拍手をいただけると」と、いつもながらシャレの効いたアナウンスを繰り広げる。

　これを受けた暖かい拍手の中で登壇した内田氏は、襟を正して開催を宣言。

「AnimeJapan 2015開催を致します」

　この宣言と共に、再び会場は熱い拍手に包まれたのである。

　AnimeJapan 2015の実行委員長にも就任した内田氏は、宣言に続いて次のように述べた。

「このアニメーションの本拠地・日本で、再び業界のみんなが作品や企業を超えて一同に集まって発信することを、世界中のアニメでつながっている皆さんに感謝したい」

　AnimeJapan 2015は総合プロデューサーに池内健一郎氏（株式会社サンライズ）と廣岡祐次氏（バンダイビジュアル株式会社）が就任。登壇した廣岡氏は、次のように意気込みを語る。

「（AnimeJapan 2014は）ファミリーの来場者が想定より少なかったので、その環境を整えたい。その上で、三つ指針があります。すでにアニメが好きな人に、よりアニメを好きになってもらう。そして、これまでアニメを見ていない人にも何かのきっかけに来ていただいて、アニメを好きになってもらいたい。そして、子供から大人まで楽しめるイベントにしていきたいと思っています」
　
　続いて挨拶した池内氏も「今回は各エリアにプロデューサーを設けました。皆さまに楽しんでもらえるイベントを作っていきたい」と語った。

各エリアのプロデューサーを務める面々。写真右から北上浩司氏、太田勝也氏、野島鉄平氏。

　池内氏が述べたようにAnimeJapan 2015からは、各エリアにプロデューサーを設け、各エリアの充実が図られる。

　ビジネスエリアのプロデューサーには、北上浩司氏（日本動画協会）が、ファミリーエリアプロデューサーには太田勝也氏（NBCユニバーサル・エンターテイメントジャパン合同会社）、エンターテインメントエリアプロデューサーには野島鉄平氏（株式会社ポニーキャニオン）、海外エリアプロデューサーには高橋祐馬氏（株式会社アニプレックス）が、それぞれ就任した。
　
　昨年に比べて大幅に早い時期に開催発表となったAnimeJapan 2015。準備期間が延びることで、AnimeJapan 2014では成し遂げることができなかった部分も含めて、イベントとしては大きく飛躍しそうだ。

　願わくば東京の街全体がアニメに包まれるような一大イベントにまで発展してほしいと期待してやまない。
（取材・文／昼間 たかし）

■「AnimeJapan 2015」
http://www.anime-japan.jp/