『北斗の拳』への多大なる愛を激白! 林修の番組タイトルは武論尊に影響を受けていた?

 6月24日にTBSで放送された『林先生の痛快!生きざま大辞典』では、林修が連載当初からの愛読書だというマンガ『北斗の拳』を大フィーチャーした。

 林は冒頭からアニメ『北斗の拳』のオープニング口上を披露し、ふかわりょう、ホラン千秋、TBSアナウンサーの吉田明世、作家のうかみ綾乃ら出演者を置いてけぼりにするほど、のっけからハイテンション。「(『北斗の拳』の作画である)原哲夫先生の絵は芸術的!」などなど、『北斗の拳』愛全開でトークを展開。

 番組が進行するにつれ、『北斗の拳』への愛情を垂れ流す林。作中に登場するトキの北斗有情破顔拳、レイの南斗水鳥拳などの必殺技や、サウザー、ラオウのラストシーンのすばらしさを力説。内臓の位置が逆になっているサウザーにちなんで、同じ症状を持ったハエが見つかったときに「サウザー遺伝子」と名づけられたという逸話、ゲストのふかわりょうが原哲夫の従兄弟にあたるという話も披露した。しかし、当のふかわは「スタッフ方が、(『北斗の拳』のことなら)なんでも知っているスタンスで話してくるんです。好きですけど、なんでも知っているわけではないです。まして、(原作の)武論尊情報は皆無に等しいですからね!」とコメント。

 また、林がお気に入りで何度も使ったというセリフにはトキとケンシロウのやり取り「やせたな」「だが、まだ生きている」を挙げ、ダイエット中などによく使っていたという。

 そして、今回の放送のクライマックスは、後発の『北斗の拳』フォロワーマンガに対して「(大事なのは)殺し方じゃない、死にざまだ!」という武論尊のコメントを紹介した場面。ここで、林は「この番組のタイトルを聞いたときに、実は『えっ?』って思った。この番組のタイトル『生きざま』という言葉はもともと使われていなかった言葉なんです。『死にざま』という言葉はありましたけど、だから、ちょっと考えたんですよ……」と、番組スタッフにも言っていなかった心境を吐露。林の仲間も『生きざま』という言葉は一切使わないといい、その仲間からも「林、『生きざま』なんてタイトルで本当にいいのか?」と言われていたとか。それでも、林は武論尊の著書『下流の生きざま』(双葉社)を読んで、「生きるっていうことは無様なことで、あがいて、苦しんでいくことが生きざまではないか。だったら、この番組で、生きざまの言葉の意味を変えてやろうと思った」と語り、番組開始の暴走気味の空気を一転、なんだかいい話でまとめてしまった。

 最初は妙なテンションで出演者を引かせつつも、最後はいい話できちんと『北斗の拳』の魅力と、番組のテーマをうまくまとめて幕引きに持っていく。売れっ子塾講師・林の真髄を見た気がした、今回の放送であった。

下流の生きざま

下流の生きざま

林先生は下流じゃないですが…

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