これがホントの“雨上がり決死隊”!? 死亡フラグ立てまくりな追加戦士登場の『トッキュウジャー』

「虹を守るのなら、一緒に戦ってよ」というライトの説得を受け入れたザラムは、ほかのトッキュウジャーたちとシュバルツ将軍との戦いに駆けつけた。そこで新変身アイテム“アプリチェンジャー”を使って、トッキュウ6号に変身! その瞬間に雨が止み、空にはきれいな虹が。それでも「俺の死に場所はここだ」と、いまだ死ぬ気マンマンなトッキュウ6号に、ネット民からは「お前こそ、ホントの雨上がり決死隊だ」と、ありがたいのかありがたくないのかわからない称号が与えられたのでした。

 で、ここから先、放送終了までは、ひたすらトッキュウ6号へのツッコミタイムのお時間でしたよ。

 せっかくオリジナル武器のユウドウブレイカーがあるのにそれを放ったらかしにして、原っぱにあった箱をブン投げたり、マウントポジションからの腕ひしぎ逆十字をきめたりと、なんでしょうこの『範馬刃牙』のピクルのようなナチュラルボーン、戦いっぷりは。「てれびくん」(小学館)7月号で6号は「パンチやキックだけでも超強い! 武器があるのを忘れてしまうほどだ」と紹介されていた理由がわかったよ。

 さすがに作中でもチケットくん(CV:山口勝平)からも「使ってくださいよ」とツッコミが入れられて、ドリルレッシャーの力を借りたユウドウブレイカーの攻撃で、シュバルツを撃退! そうかと思えば「悔いなし……」と、勝手にバッタリと倒れて、『丹波哲郎の大霊界』並の光あふれる世界へとGO! 「ここは天国……そんなはずはないな……地獄か」と、ようやく死に場所が見つかったとニヒルに酔いしれても、ただ気絶していただけという赤っ恥。

 このあたりになると「これは恥ずかしい」「本人はきめたつもりなんだろう」と、ツッコミを入れていたはずのネット民も、段々中二病患者をあたたか~く見守る視線になってきてました。シュバルツはクライナーで退散し、ザラムもトッキュウジャーの仲間入り! 思ったら、そのままアプリチェンジャーをライトに渡して、「生き恥をさらしたな……」と呟き、ザラムは、どこかに去っていったのでした。

 ただでさえ濃いキャラが多いトッキュウジャーですが、ここに来て最大級の爆弾キャラが投入。カッコいいんだか、悪いんだかわからないうえに、あのライトをして「話、聞いてる?」と言わしめるマイペースさと、強烈なイマジネーションを持つトッキュウ6号ですが、「虹を守って消えていく」「死に場所を探している」と登場直後から死亡フラグを立てているだけに、今後どのような活躍をするのかが気になるところ。

 またシュバルツが、過去トッキュウ6号=ザラムと「闇ではなく烈車の力で地上を制圧する」という計画を話し合っていたことを明かしたり、謎の烈車の存在をほのめかしたり、色んな因縁も暗示された回でした。

 さて烈車戦隊トッキュウジャー。勝利のイマジネーション! 出発進行!! 次の停車駅は、トッキュウ6号をめぐり、ライトとヒカリ(演:横浜流星)が対立する「第18駅 君の名を呼べば」です。追加戦士は無事仲間になれるのか? 気になる人もそうでない人も、乗り遅れのないよう、ご注意ください!!

 EDの列車紹介はJR九州の「885系 かもめ」と阪急電鉄の「9000系」、弘南鉄道の「弘南線 7000系」でした。
(文/雑賀洋平)

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