ゲーム、メダルに続きカードまで とどまるところを知らない『妖怪ウォッチ』ブーム【ざっくりゲームニュース】

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 昨日、対戦型トレーディングカードゲーム『妖怪ウォッチ とりつきカードバトル』の第2弾の発売日が7月18日になると発表された。

 元となった作品『妖怪ウォッチ』は、レベルファイブから2013年7月に3DS用ソフトとして発売されたロールプレイングゲーム。販売数が初週5万本程の小ヒットゲームであった本作は、今年1月にアニメが始まると売り上げを大きく伸ばし、4月下旬にはついに累計出荷数100万本を達成した近年まれにみるロングテール作品だ。

 アニメと同時期に販売が開始された玩具『DX妖怪ウォッチ』『妖怪メダル』は、『ウォッチ』に『メダル』をはめ込むと音が鳴るというオーソドックスな作りの玩具だが、これが小学生の間で大ヒット。今月中にも『メダル』の累計生産枚数が3000万枚を突破する見込みだというから驚きだ。

 この度、第2弾が発売される『妖怪ウォッチ とりつきカードバトル』第1弾と『妖怪ウォッチ とりつきカードバトル スタートパック~はじめてのともだち~』も、5月2日に発売されてから一カ月にして累計出荷数2000万枚を突破している。

 7月10日には原作の続編『妖怪ウォッチ2 元祖/本家』も発売される。オンライン通信対戦や妖怪を交換する機能が追加、4人で協力プレイできるアクションゲーム「妖怪ウォッチバスターズ」を収録するなど、前作から大幅にパワーアップした内容となっている。『妖怪ウォッチ』の今後の躍進にさらに期待しよう。

 そんな景気のいいニュースがゲーム業界をにぎわせる一方、なかなか世知辛いニュースも届いている。

 東京地検特捜部は本日、金融商品取引法違反(有価証券報告書の虚偽記載)の罪で、株式会社インデックス(通称・旧インデックス)の会長・社長夫妻を起訴した。

 会長の落合正美はタカラ(現・タカラトミー)より2002年に発売された犬と話せる玩具「バウリンガル」の開発に携わり、タカラとトミー合併の仕掛け人でもあった。

 キャラクターコンテンツビジネスを強化するために各社の買収を続けていた旧インデックスは、2010年に株式会社アトラスを吸収合併。『真・女神転生IV』や『ペルソナ4 ザ・ゴールデン』など、ヒット作も多くリリースされた。しかし、2013年6月、旧インデックスに粉飾決算の疑いが持ち上がり倒産。その後、アトラス自体はセガの子会社・セガドリームへと事業譲渡され、セガドリームから商号変更されたインデックス社(通称・新インデックス)の一ブランドとして存続。現在、新インデックス社は株式会社アトラスへと商号を変更している。

 一方、旧インデックスは東京地裁より民事再生手続廃止並び保全管理命令を受け、今後は破産手続に移行する予定だが、その直後の2014年5月28日に東京地検特捜部は金融商品取引法違反で落合夫妻を逮捕。今回の起訴へと至った。

 ゲーム業界を揺るがせた一大事件だけに、一日も早い決着を期待したい。

 なお旧インデックスは、現在の株式会社アトラスとは資本関係にないので、今後アトラスブランドのゲームなどに余波が及ぶことはないだろう。

■今回紹介したゲーム情報関連の公式サイトは以下より。
・『妖怪ウォッチ とりつきカードバトル』
http://www.yokai-toritsukicard.com/
・『妖怪ウォッチ ポータルサイト 妖怪ワールド』
http://youkai-world.com/
・『アトラスネット』
http://www.atlusnet.jp/

妖怪ウォッチ2 本家 (永久同梱特典:ジバニャンメダル コマニャチ 同梱)

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「妖怪ウォッチバスターズ」にロール制を採用しているのが驚き…。

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