僕らのアニキと大王が、今だから話せるアニソン業界黎明期の裏話&ガチンコ・アニソンバトルを展開!「六本木大決戦!ロボット軍団Z まんがまつり 水木一郎 対 ささきいさお」レポ

■泣けるバラードからまさかのデュエットまで……感動と興奮の後半戦

1406_roppongi3.jpg©六本木大決戦!ロボット軍団Z まんがまつり製作委員会

 ここまでアッパーな楽曲が続いたこの日のライブだが、それだけがアニメソングじゃない! ということで、中盤からは大人の渋みと色気を感じさせるバラードソングも登場した。

『UFOロボ グレンダイザー』のパイロット版的劇場用アニメ『宇宙円盤大戦争』エンディング主題歌「もえる愛の星」をささきが歌えば、劇場版『マジンガーZ対暗黒大将軍』挿入歌の「わが友マジンガーZ」を水木がやさしく歌い上げるという具合に、物語を彩ったナンバーが続々登場。タイトル連呼や、ストーリーをリリックに反映させるといった分かりやすさ以上に、作品の持つ思想やメッセージを楽曲に込めることで、普遍的な楽曲へと昇華させる……。そんなアニメソングが本来持っていた可能性を示すかのような楽曲の数々と、それをまっすぐに歌い上げる二人の姿に感動を覚えたのは筆者だけではないはずだ。

 その一方で、二人のトークもますます冴えわたる。今でこそ生バンドでのライブが当たり前のアニソン業界だが、かつては各自、カラオケテープを持ち込んで歌っていたため、オペレーターが誤ってほかの歌を出すことが度々あったというエピソードや、海外のコンベンションに参加した際に現地では未放送だったアニメの主題歌にもかかわらず、会場が合唱に包まれて主催者はもちろん、自身もびっくりしたという感動のエピソードなど、長年アニメソング業界を支えてきた二人だからこそ話せるトークに観客席も大盛り上がり。

 そんなライブも後半戦に入ると、ロボットソングから少し離れて、『宇宙海賊キャプテンハーロック』から主題歌「キャプテンハーロック」と屈指の人気曲「むかしむかし」を水木が、『宇宙戦艦ヤマト』から主題歌「宇宙戦艦ヤマト」と「真赤なスカーフ」をささきが歌い上げ、意外な選曲にファンから感嘆の息が漏れた。

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