日曜朝のトレンドを制覇! ゆるキャラ・マイッキーの魅力に“まいっきー”な『烈車戦隊トッキュウジャー』

 一方、ミオとトッキュウジャーは、その悲しみを糧に奮起して、ハンマーシャドーを追い詰めるも、突然現れたシュバルツ将軍(CV:壤晴彦)によって、戦いは中断。ハンマーシャドーを連れ去ってしまった。烈車で、その後を追おうとするトッキュウジャーの行く手を、クライナーロボが阻む。トッキュウオーポリスとディーゼルオーファイヤーに搭乗して、クライナーロボは撃破したものの、すでにシュバルツ将軍たちの姿は消えた後であった……。自分の心の中のマイッキーは失ったものの、自分たちが住んでいた町には本当のマイッキーがいるはず、と改めて自分たちの町へ帰る決心を固めるミオとトッキュウジャーの面々だった。

 シャドーライナー側の陣頭指揮を執るグリッタ嬢(CV:日高のり子)の出番は少なかったものの、殺人的なマイッキーの可愛さも相まって、シリーズでも屈指の感動回となった今回。しかし、ハンマーシャドーによって、グリッタ嬢の秘めた思いが、闇の皇帝ゼット(演:大口兼悟)やシュバルツ将軍本人にダダ漏れになってしまって、おまけに、皇帝もシュバルツもそのことを利用しようとしているのを見て「大人って汚いわーーー!」と叫びだしたくなったのは私だけ? あとミオは、第9駅でも心の闇が生まれそうなところで立ち直っていましたが、もしかしたらこれは皇帝ゼットが言っていた“トッキュウジャーは一度闇に飲み込まれたことがある”というのと何か関係があるのか? などという疑問も浮かんだり、なかなか色んな楽しみ方ができる濃厚なエピソードでしたね。ちなみに脚本を担当した會川昇さんは、録画した本編を観て、シュウマイ弁当を食べて終わりにしなくてよかった、と思ったそうですよ。(前々回の寿司ネタと被っちゃうから)

 さて烈車戦隊トッキュウジャー。勝利のイマジネーション! 出発進行!! 次の停車駅は、なぜか進んでクライナーに乗りこんでいく子どもたちを救うため、カグラとトカッチ(演:平牧仁)が大奮闘する「第16駅 危険な臨時烈車」です。脚本は、引き続き會川昇氏が担当! どうやらハンマーシャドーも(大人の事情で)続投らしい来週もマイッキー並みの実況祭りを期待している方も、そうでない方もお乗り遅れのないようご注意ください!!

 EDの列車紹介は北越急行の「特急はくたか(681系2000番代)」と京王電鉄の「7000系」、肥薩おれんじ鉄道の「HSOR-100形」でした。
(文/雑賀洋平)

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典型的なイマジナリーフレンド。

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