日曜朝のトレンドを制覇！ ゆるキャラ・マイッキーの魅力に“まいっきー”な『烈車戦隊トッキュウジャー』

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【今週のオススメ度】
★★★★★
(前回のあらすじはこちら)

　トッキュウジャーの中で、イマジネーションのレベルが最下位と判定され、落ち込むミオ（演：梨里杏）。そんな彼女の心中をよそに、烈車はシャドーライナーに乗っ取られた“悪夢ヶ丘”に到着。そこでは、相手の心の中にある大切なものを具現化した上で破壊する怪人、ハンマーシャドー（CV:チョー）が暴れていた。弱気になっていたミオが、ハンマーシャドーの攻撃を受けると、不思議なゆるキャラ系の生き物“マイッキー（CV:渡辺久美子）”が出現。そのおかしな言動と行動でハンマーシャドーを追い払ったものの、ライト（演：志尊淳）らトッキュウジャーたちの前からも姿を消してしまう。実はマイッキーは、ミオが子どもの頃に持っていたぬいぐるみで、彼女の大切な友達だった……。

　さてさて今回の目玉はなんといっても、そのいい感じに間の抜けたデザインと、お茶目な性格で、登場直後からツイッターのトレンドにまで選ばれたゆるキャラ“マイッキー”でしょう。

　実在するゆるキャラと勘違いされた方も多いようですが、実は今回のためだけに描き下ろされた、れっきとしたオリジナルキャラ。なんでも当初の脚本では、その言われたことと反対のことをしてしまう性格から「キカンキー」と命名されていたそうです。それを受けて、シャドーラインの幹部や怪人のデザインを担当されている篠原保さんが、メガネをかけた男の子っぽい設定をあげたのですが、その彼女キャラとして脇に書かれていたマインちゃん（仮称）を見たスタッフが、こっちがいいんじゃないか、と採用。ただ『仮面ライダー 鎧武』とのコラボ回で、トッキュウジャーは高司舞（演：志田友美）と競演することもあり、現在のマイッキーと改名されたという、なかなか紆余曲折を経たキャラクターメイキング。

「いい子、いい子」「マイッキー、いい子じゃな～い」と、第一次反抗期の子ども並みの“自分の身内じゃなければ可愛い”っぷりを披露。さすがはケロロ軍曹、地球征服も間近であります【編注：ケロロもCV:渡辺久美子】。そのメリケンパンチな魅力にノックアウトされたネット民による「可愛すぎて、萌え苦しい」「レギュラー化希望」「フィギュア発売はいつ？」「バンプレ（少数で高額のマニアアイテムを販売するプレミアムバンダイのこと）だったら、俺の心の闇が生まれる」などの書き込みで、放送中はまさに“マイッキー祭り”と化していました。

　マイッキーとミオと合流したトッキュウジャーたちは、ハンマーシャドーに破壊されないよう、マイッキーを守ることを決意する。だが、そこにハンマーシャドーが現れ、ミオを攻撃。ボロボロになったミオは、それでも「マイッキーは、私が守る」とハンマーシャドーの前に立ちはだかった。その時、マイッキーが「マイッキー、守られない。マイッキーがミオを守る」と、ミオの身代わりに、ハンマーシャドーの攻撃を受けた！　消えていくマイッキーの体……しかし、ミオから心の闇は生まれず、その身体には正義の輝きが満ちていった……。

　癒しておいて、落とす。休日の朝から、まさかのマイッキー・デッドエンドという心のフリーフォールに強制乗車させられて、ネット上では「うわぁぁぁ、今期一の鬱展開が！」「涙腺おかしい……」「このマイナスは、必ず返してもらう！」など、ミオを差し置き、闇を発生させる人が多数出現。

 
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