“あの”ディズニーがネットの違法アップを黙認!? 『アナと雪の女王』大ヒットの要因を識者が分析すると…

『アナと雪の女王』の快進撃が止まらない。最新のリリースによると、日本での興行収入200億円、観客動員1574万人を突破。興行収入では現在『ハリー・ポッターと賢者の石』の203億円に次ぐ日本歴代4位につけているが、このペースだとすぐに追い越して3位に上がるのは確実だ。その後は、1位の『千と千尋の神隠し』の304億円、『タイタニック』の262億円にどこまで迫れるか、また追い越すことができるのかにも注目が集まっている。

 また、このヒットは日本だけでなく、全世界でも同様で、世界歴代興行収入では『アバター』『タイタニック』『アベンジャーズ』『ハリー・ポッターと死の秘宝 PART2』に次いで第5位にランクイン。アニメーション作品では歴代1位となっている。

 5月27日に放送されたNHKの『NEWS WEB』では、『アナと雪の女王』の大ヒットの要因を分析していた。番組の中で、日経BPヒット総合研究所の品田英雄氏が映画とインターネットとの相乗効果について言及。エンタメ産業は、20世紀の末に最高潮を迎え、インターネットの発達と共に売り上げが落ちていったが、それまでネットを敵対視していたものが覆り、有効活用するという新たな流れができたと分析する。

 また、『アナと雪の女王』に関して番組では、ディズニーが主題歌を25カ国語に翻訳してリレー形式で歌われる公式動画をネット上にアップしていることや、無許可でアップされている著作権的にグレーな動画を黙認している可能性を指摘。権利関係には非常に厳しいことで知られるディズニーだが、インターネット上でのムーブメントを規制するよりも、利用することのほうが利益になると判断し、その方向にシフトしているのかもしれない。
 
 エンタメ産業の頂点ともいうべきディズニーが、インターネット上での展開を積極的に活用することで、他社もこの流れに追随することは容易に想像できる。そこで、これまで特に厳しかったディズニーの版権問題やその規制がどこまで変化するのか。関連して日本のコンテンツ産業にも変化が訪れるのかにも注目していきたい。

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