衝撃展開に視聴者騒然!? 『M3~ソノ黒キ鋼~』のストーリーに喧々囂々

――毎日、何本ものアニメが目まぐるしく放送されている現代日本。これだけ放送本数が多いと、見るのだって一苦労……。そんな悩める現代オタクのため、「おたぽる」がオリジナル作品を中心にテレビアニメ・レビュー! これさえ読めば、気になるあのアニメのあらすじから評判までがまるわかり!!※本文中には“ネタバレ”が含まれていますので、ご注意ください。

■『M3~ソノ黒キ鋼~
第6話「キエ逝ク恐怖」

1405_m3_6.jpgM3~ソノ黒キ鋼~公式サイトより。

【今週の極私的見どころ!】
 躯と死神・アージェントの戦闘シーンが、やっとロボットものらしくなってきました。未だロボットアニメの印象が薄い『M3~ソノ黒キ鋼~』も、今後はもっと迫力のあるシーンが増えるのでしょうか。ロボット描写を強く求めているわけではないものの、淡々としたアニメだけに戦闘シーンとのメリハリがほしいところです。

【今週のおすすめ度】
★★★☆☆
(前回のあらすじはこちら

 イマシメの黒い結晶に飲み込まれた破先エミル(CV:日笠陽子)。エミルと同調していた伊削ヘイト(CV:村瀬歩)は失われていく命の灯に深い喪失感を味わっていました。

 ――躯の歌を聴いてしまった人は、9日以内に謎の死を遂げる。彼女もまたその一人だった。

 小説に書いたことが次々と現実になっていく弓月マアム(CV:福圓美里)は、現実が変わることを祈って、書いた文字を黒く塗りつぶしていきます。しかしメンバーたちの願いも虚しく、次の朝、鷺沼アカシ(CV:松岡禎丞)たちはエミルの死を知らされるのです。あまりにあっさりとした死の報告に、ネットでは「報告はIx(イクス)の策略で、エミルはまだ生きている」という意見が殺到しました。

 その夜、ヘイトはエミルを探すために研究所へ忍び込みます。そこへヘイトの行動を先読みしていた真木ミナシ(CV:柿原徹也)も合流し、二人はまだ微かに感じるエミルの気配を辿って研究所の奥へと歩を進めるのです。この時ヘイトが「エミルの恐怖は俺のもの」「エミルの恐怖を感じられるのは俺だけでいい」といった内容の台詞を言い放ちますが、もう「恐怖」という単語が抜け落ちて執着心の強い恋人の言葉にしか聞こえません(笑)。視聴者からも「ヘイト、エミルを好きすぎでしょwww」「キモイwww」と、場違いな場面で笑いを誘っていました。

 一方、アカシは何度も自分に相談しようとしていたエミルを思い出して、自分を責め立てていました。そこに出羽ササメ(CV:小岩井ことり)が現れ、「エミルのためでも、みんなもうヴェスには乗りたくないはず」と漏らすアカシに、「でもアカシ君は死神に乗りたいと思ってる」と本人すら気づいていない心の裡を伝えます。そして、自分もヴェスに乗ればアカシの心がわかるのか、と疑問を投げかけるのです。

 その時、死んだはずのエミルの声が、ガルグイユメンバー全員の脳裏に響きます。

「アカシ、躯を倒して」

 その声と同時に、本部が躯の出現を確認!! 研究者の阿倉カサネ(CV:前田愛)は、アージェントとの共振率が上がりきっていないアカシの戦闘への投入に反対するも、夏入(CV:飛田展男)はお構いなしに出撃命令を出します。そんなアカシを支えるため、ササメは自分がヴェスに搭乗して前線に立つことを決意するのです。

 しかし、冷静な戦いができないアカシは劣勢を極め、アカシを助けに向かったササメも返り討ちに遭います。気絶したササメの姿を見て、アカシが「ササメを守りたい」と強く願った瞬間――共振率Maxアージェント覚醒!! 一気に形勢逆転に持ち込みます。

 アカシにはね除けられた躯が再度臨戦態勢に入り、痛烈な一撃を振り下ろす――かと思ったら、躯の動きが突然止まりました。それと同時にヘイトが「俺の恐怖が死んだ……俺の大事な恐怖を返してくれよぉぉぉ!!」と泣き崩れるのです。

 そして躯はさっきまでの戦闘などなかったかのように、さん然と輝く光の粒を舞い上がらせながら夜空へ消えていきます。去りゆく躯の傍らには、ササメそっくりの少女の姿がありました。

――それはいつか見た星降りの夜。その輝きは見る者すべてを魅了する儚くも美しい哀しみの光――。



 エミルが本当に死んだ!! この驚愕の事実にネットは騒然としています。前回「本当に死ぬだろう」という予測を立てていた視聴者でさえも、存在感のあるキャラだっただけに「本当はまだ死んでなくて、後半にまた出てくる」というストーリー展開を期待しているようです。「死ぬ描写がハッキリ描かれていないから、もやもやする」という意見も多いようでした。

 また、「エミルが一番好きだったのに」「明るいキャラがいなくなってこれからどうするの?」「エミルがほんとに死んだのが不快。徹底的な不幸とか気分悪い」とエミルファンはご立腹。筆者も同じ気持ちです。

 話の流れ的に「最後はキャラ全滅になりそう」との予測も立てられていますが、どうなってしまうのでしょう? ストーリーは暗くてもいいけど、最後に小さな希望が見える話になってほしいと願うばかりです。
(文/牧野絵美)

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