中国進出なるか!? ソニーが注力するPlayStation4の動き【ざっくりゲームニュース】

2014.05.26

――毎日発表されたゲーム関連情報の中から、注目のネタをまとめてピックアップ。ざっくりわかる本日のゲームニュース!

 今日のざっくりゲームニュースは、ソニーが注力するPlayStation4(以下、PS4)の関連ニュースから。

 ソニーが上海の政府系企業である上海東方明珠集団と合弁2社を設立し、中国現地にてPSの販売・生産を行うことが判明し、話題となった。中国では、オンラインゲーム人口の爆発的な増加による青少年への悪影響を理由に、2000年より家庭用ゲーム機の製造、販売が禁止されていた。こうした中で、今年1月に上海貿易試験区でその禁止措置が一時解除。今後は中国市場へのPS4の投入が有力視されており、好調が喧伝されるPS4の追い風となりそうだ。

 また、ユーザーにとって嬉しいニュースも。今秋よりPS4は、予約購入したダウンロード版ゲームの事前ダウンロードに対応するという。ダウンロード販売は、自宅にいながらにして最新ゲームをゲットできるという利点があるが、配信日にはトラフィックが集中して、待てど暮らせどいっこうにゲームがダウンロードできず……。結局、ゲーム機を起動させたまま一晩放置して、翌日にようやくプレイ開始……といった悲劇も起こりがちだった。こうした状況を改善するため、今回の事前ダウンロードでは、発売日の前にゲームデータをダウンロード、発売日にゲームがプレイできるようになるということらしい。

 まずは9月発売予定のFPSゲーム『Destiny』(Bangie)を皮切りに、徐々に事前ダウンロードに対応していくそう。すでにPC対応ゲームのダウンロード販売プラットホーム「Steam」などでは実装されている機能に、ようやくコンシューマハードも対応したということで、ますますユーザーのゲームライフも充実するはずだ。ダウンロード販売の利便性が上がっていく中で、パッケージでゲームを購入することが時代遅れになってしまう……そんな日はそう遠くないのかもしれない。

 そんな最新ゲーム情報が業界をにぎわせる一方、古きよきゲームを愛するゲームファンたちによるレトロゲーム・マイナーゲーム中心同人即売イベント「ゲームレジェンド」が、5月25日、埼玉県・川口市の市民ホールフレンディアで開催された。会場には、レトロゲームを題材とした同人誌からTシャツや小物などのグッズ。はたまたマイコンを持ち込んでの自作ゲーム公開や、楽器を持ち込んでのゲームミュージック演奏など、とにかく参加者全員が自由に「レトロゲーム・マイナーゲーム」への愛をアピールできる空気が充満。

 東京・高田馬場にあるレトロゲームに特化したゲームセンター・ミカドや、ゲームサウンドトラックレーベルの「EGG MUSIC」や「クラリスディスク」、ゲーム専門誌「ゲームサイド」を発行する出版社・マイクロマガジン社などの企業も出展し、来場者もテレビゲームの生き証人のような、古参ゲーマーから小学生くらいのニューカマーまで年齢層も実に多彩。まさに業界とユーザーが一体となって「ゲームを盛り上げよう」という熱気に満ちた会場であった。

『ゲームレジェンド』は毎年春と秋の2回開催されるということで、おそらく次回開催は秋頃になるはず。ゲームを愛する仲間とともに、古きよきゲームの話題で盛り上がりたいなら、ぜひ一度参加してみてほしい。

■今回紹介したゲーム情報関連の公式サイトは以下より。
・『PlayStation4』公式サイト
http://www.jp.playstation.com/ps4/
・ゲームレジェンド
http://www.geocities.jp/zed_gamelegend/

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