「週刊少年ジャンプ」情報レビュー

『ニセコイ』の“湯気”から声優・東山奈央の意外なエピソードまで! 「週刊少年ジャンプ」の『ニセコイ』対談が興味深い

――発行部数280万部(一般社団法人 日本雑誌協会発表)を誇る最強の少年マンガ誌「週刊少年ジャンプ」。そんな「ジャンプ」の最新情報をさまざまな角度からご紹介!

1405_jump25.jpg「週刊少年ジャンプ」2014年25号(集英社)。

 本日19日発売の「週刊少年ジャンプ」(以下、「ジャンプ」)2014年25号の表紙と巻頭カラーは、連載2周年突破記念の『ハイキュー!!』。今号では第2回キャラクター人気投票も開催されている。現在放送中のアニメに登場するキャラクターがやや有利かと思われるが、作品人気のひとつの指標ともなる人気投票の結果は8月発売の「ジャンプ」を予定しているとのことなので、引き続き注目していきたい。

 今号の掲載順位としては、先週2番手につけていた『黒子のバスケ』が中盤まで急降下。とはいえ、6月にはアニメ2期のBlu-ray&DVDも発売されるなど、いまだに本作の人気も高いので、上位陣の大勢に大きな変化はなし。一方、今号の最下位は『ステルス交境曲』、そのひとつ上が『i・ショウジョ』といった並びに。先週連載終了の『TOKYO WONDER BOYS』は言わずもがな、『ILLEGAL RARE』も今週は中盤下位におさまるなど、先の4弾新連載は軒並み低調ムードが漂っている。そんな中、今号で振るわなかった『ILLEGAL RARE』は次号でセンターカラーを獲得。連載開始直後のご祝儀的なセンターカラーを含め、同作では3回目のセンターカラーとなり、着実に中堅作としての地位を固めつつある。さすが『ぬらりひょんの孫』でアニメ化経験もある作者・椎橋寛だけある、といったところか。

 そして、今週注目したい企画は、20号で行われた『ニセコイ』作者・古味直志と作家・西尾維新の『ニセコイ』対談に続いて、アニメ『ニセコイ』総監督の新房昭之と同作ヒロイン・桐崎千棘の声優を務める東山奈央のスペシャル対談だ。

 この対談では、アニメ『ニセコイ』のオーディション秘話からヒロイン・千棘の印象といった作品に関することはもちろんのこと、東山が声優になったきっかけなどについて、3ページにわたって展開。中でも、今年大学を卒業した東山の卒業論文のテーマがマンガ『風の谷のナウシカ』であったことや、家族で『ニセコイ』を見ているといった意外なエピソードも飛び出していた。ほかにも、新房総監督の(露出を隠すための)湯気へのこだわりなどが語られるなど、『ニセコイ』ファンはもちろんのこと、東山ファン、アニメファン、いずれにとっても興味深い対談企画となっているので、要チェックだ。

 そのほか、後藤逸平の読み切り『Hi-Fi CLUSTER-六攻特課事件実例-』や、テーマに沿って『こちら葛飾区亀有公園前派出所』のエピソードを厳選して紹介する「プレイバック!こち亀!!」といったオールドファン感涙の企画もあるなど、濃密な号となっていた。そして、次号では新連載として、「ジャンプ」2013年39号に読み切りとしても掲載された、川田の『火ノ丸相撲』が開始となる。連載は初となる作者の手腕に期待したい。
(雑誌やマンガ作品に関して、言及のない限り、版元は集英社。文中、敬称略)

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