特撮ヒーローのはずがまるで“昼ドラ”!? 刃傷沙汰まで飛び出した『トッキュウジャー』

 いきなりイマジネーションの消滅! という恐ろしい事態から始まりましたが、この実験を説明する際、ランプシャドーさんが、闇にありながら光に興味を持つ皇帝がいかに特異な存在であり、合わせて闇を作るのが目的のシャドー怪人の中で「灯りを点すランプな私」である自分もいかにスゴいかを語るくだりで、「ゼットさんの威を借るランプさん」「上司のキラキラ趣味にのっかった形」「釣りバカ(日誌)』のハマちゃんとスーさんのようなもんか」とのネットの発言をみて、吹き出してしまったのは秘密だ。(あとはまるで説教を受けてるみたいに、階段にちょこんと座らされたライトに萌えた、という意見が目立ちました)

 催眠術によってトッキュウジャーだったことは忘れて、まったく別の生活を送るライト以外の四人。カグラ(演:森高愛)のモデルさんは、さすが中の人の本職というか、いつもとはまた違ったキリっとした表情が印象的でしたね。ヒカリ(演:横浜流星)は、キターーー! 白衣が眩しい研究者風の学生! トカッチ(演:平牧仁)は、一見デキる会社員って感じだったのですが、コピーを頼んだ女性社員に「自分でやってください」(メガネ、スチャッ!)と返されるところが、さすがトカッチです。そして最後はハマり過ぎでしょう! なミオ(演:梨里杏)の女性警察官!! 気がつけば日曜朝の元気な男の子向けのヒーロータイムが、すっかり大きなお友達向けのコスプレタイムに。

 みんなから秘密基地のパスは憶えているけれど、トッキュウジャーのことは憶えていない、と言われて、意気消沈のライト。そこにランプシャドーと共に現れたゼットが、この実験の目的は、一人きりになったライトが、キラキラしたものをいつまで持ち続けていられるのかどうかにあることを明かします。ランプシャドーの猛攻で、窮地に追いやられたライトは、なぜみんなが秘密基地のパスのことは覚えていたのか、を考え始めます。そして思い出したのです、秘密基地のパスの裏面には、みんな誓った掟が記してあったことを。掟のひとつは「秘密基地のことは絶対秘密」、もうひとつは「ピンチの時は秘密の合図」をする。そして、その最後の掟は「絶対五人で助け合うこと」そして、その誓いはランプシャドーの催眠術を破り、トカッチとミオ、ヒカリとカグラは帰ってきたのでした。

 みんなが記憶を取り戻した時、秘密基地のパスがレインボーラインの定期券になりましたが、これって、もしかしたらレインボーラインが、幼い頃の五人のイマジネーションによって生み出されたってことなんでしょうか? 五人揃ったトッキュウジャーは、ランプシャドーを“連結パンチ”に“連結バズーカ”「火の用心」で圧倒! ランプ相手なので水をかけるのかと思ったら、頭上からバケツを落とす。こんなシリーズ的に重要な回でも、昭和コントぶりを発揮するトッキュウジャー、ブレてません。

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大和屋暁さんの脚本が楽しみでなりません。

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