「週刊少年ジャンプ」情報レビュー

『HUNTER×HUNTER』再開を前に、脱落作品も…「週刊少年ジャンプ」打ち切りレースの行方は?

――発行部数280万部(一般社団法人 日本雑誌協会発表)を誇る最強の少年マンガ誌「週刊少年ジャンプ」。そんな「ジャンプ」の最新情報をさまざまな角度からご紹介!

1405_jump24.jpg「週刊少年ジャンプ」2014年24号(集英社)。

 本日12日発売の「週刊少年ジャンプ」(以下、「ジャンプ」)2014年24号の表紙は、テレビアニメ放送中の『ニセコイ』。今週の表紙を飾りつつ2号連続センターカラーと、アニメのクライマックスを前に露出が増える形となった。巻頭カラーは、『暗殺教室』。本誌で募集されていた「暗殺者募集企画」の最優秀賞を元に、作者の松井優征がカットを描き下ろしている。『暗殺教室』本編やトビラコピーでは、『極上!!めちゃモテ委員長』(小学館)や『OH!MYコンブ』(講談社)のパロネタを盛り込むなど、通常運転ながら安定した人気を見せている。

 巻頭の情報ページでは、『ONE PIECE』の「ご当地Tシャツ読者投票コンテスト」受賞作発表のほか、先日発表された『バクマン。』実写化の報などが掲載されている。今回、『バクマン。』の情報ページに掲載されたキャスト、監督、作者コメントは、公式ホームページと同一のものだったが、「ジャンプ」での続報が待たれるところだ。

 今週の掲載順位としては、上位陣に大きな順位変動はなし。そして、先週まで3週連続最下位となっていたサッカーマンガ『TOKYO WONDER BOYS』が今週も最後尾となり、10話にして連載終了となった。過去には『キャプテン翼』などを輩出しながらも、サッカーマンガが育ちにくいと言われている「ジャンプ」。今号でも掲載されているサッカーの情報企画連載「蹴ジャン!」など、人気スポーツのサッカーに力を入れているように見受けられるが、肝心のヒット連載に結び付けられないのは歯がゆいところだろう。そして、『ステルス交境曲』も掲載順位ワースト2位と気が抜けない状況。今週、11.5話として変則的なスタイルを取り、本編自体も大どんでん返しが起こりそうな予感だが、人気上昇となるか? 現在、今後の新連載などは未発表で、『HUNTER×HUNTER』(以下、『H×H』)が連載再開となる27号までにさらなる連載終了作が出てくるのかと合わせて、注目が集まっている。

 また、今号では吹奏楽マンガ『SOUL CATCHER(S)』が、連載1周年でセンターカラーを獲得。合わせて人気投票も開催されている。連載順位としては下位も少なくない本作だが、今月7日に発売された増刊「ジャンプNEXT!!」vol.2では、7月下旬発売予定の同誌vol.3の表紙を『SOUL CATCHER(S)』が飾ることが発表されており、今回のセンターカラーが4Pだったことも含めて、編集部のプッシュを感じるので、今後の浮上に期待したい。

 そのほか、来週のセンターカラーを獲得するなど、破竹の勢いを見せる『食戟のソーマ』は、企画ページ「情報処ゆきひら」がレギュラー化している。公募形式のレシピ選手権以外にも、今後、料理学校のレポートや作中のサブキャラをフィーチャーする企画などが予定されているとのことなので、ファンはお見逃しなく。
(雑誌やマンガ作品に関して、言及のない限り、版元は集英社。文中、敬称略)

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