『スマブラ』と『ポケモン』は任天堂を救えるか!? 任天堂の決算説明会に注目が集まる【ざっくりゲームニュース】

• ツイート
• 

――毎日発表されたゲーム関連情報の中から、注目のネタをまとめてピックアップ。ざっくりわかる本日のゲームニュース！

「任天堂」公式HPより。

　今日のゲーム情報としては、任天堂株式会社（以下、任天堂）の決算説明会の内容である社長説明が注目された。

　任天堂は本日、「2014年3月期 決算説明会の概要説明および社長説明」を、公式サイトの株主・投資家向け情報に掲載（外部参照）。そこで同社の岩田聡社長は、同社が前期まで3年連続の営業赤字となってしまったことについて言及し、今期は収支バランスの回復に努めると説明した。果たして、「任天堂の強みを活かして勢いを取り戻すこと」を実現し、黒字回復できるかどうか。今こそ岩田社長の経営手腕の見せどころだ。

　また同説明にて、ニンテンドー3DS（以下、3DS）で今後発売される自社の新作から主軸となるタイトルも発表されていた。

　その新作タイトルは、『大乱闘スマッシュブラザーズ』シリーズ最新作で、WiiUでも発売予定の『大乱闘スマッシュブラザーズ　for NINTENDO 3DS』。そして先日発表された『ポケットモンスター』シリーズ最新作であり、2002年に出た『ポケットモンスター　ルビー・サファイア』を、3DS向けにフルリメイクした作品『ポケットモンスター　オメガルビー・アルファサファイア』の2タイトル。どちらも人気シリーズだけに、同社の業績に大きく寄与するはずだ。

　そのほか、自社タイトル以外にも言及。国内だけでなく海外での展開も発表がされている『モンスターハンター4G（海外名　Monster Hunter 4 Ultimate）』や、現時点では国内のみの展開であるものの、子供たちを中心に人気が爆発した『妖怪ウォッチ』シリーズの最新作『妖怪ウォッチ2』など、サードパーティー作品に関しても3DSビジネスの主力として期待をしているとのことだった。

　次に、株式会社カプコンから2008年にPlayStation Portableで発売され、累計売上本数400万本を突破した大ヒット作『モンスターハンターポータブル 2nd G』が、iPhone/iPadアプリ『モンスターハンターポータブル 2nd G for iOS』として本日から配信開始となり、ゲームファンの間で話題となった。

　今回配信されたiPhone/iPad版はWi-Fi通信を利用することによって最大4人まで協力プレイが可能で、さらにチャット機能を実装。また、ターゲットカメラや敵モンスターに対する自動追尾機能を追加することにより、タッチ操作で快適なプレイを実現したほか、Appleの認証を受けた「MFi」規格のゲームコントローラーにも対応とのこと。グラフィックに関しても、フルHD画質を上回る解像度を実現といった具合に、全面にわたってパワーアップを実現した。なお、価格は1600円の買い切りスタイル。一度購入したらあとはプレイし放題ということで、実にお買い得だ。

　昨今指摘されているように、カプコンの困った時の『モンハン』頼りは、スマホアプリゲームでも健在のよう。本日、同社が発表した2014年3月期の決算短信によると、スマホ向けアプリといったモバイルコンテンツの売上の苦戦は相変わらず続いているようだが、果たして本作は同社のモバイルコンテンツ事業にも福音をもたらす存在となりうるのだろうか？　これまでに何本も携帯、スマホアプリ向けに『モンハン』のスピンアウト作品がリリースされていたが、今回は満を持しての完全移植ということで、どこまで売り上げを伸ばせるのかに注目したい。

■今回紹介したゲーム情報関連の公式サイトは以下より。
・『任天堂』公式サイト「決算説明会　社長説明」
http://www.nintendo.co.jp/ir/library/events/140508/index.html
・『大乱闘スマッシュブラザーズ for NINTENDO 3DS/WiiU』公式サイト
http://www.smashbros.com/jp/
・『ポケットモンスター　オメガルビー・アルファサファイア』公式サイト
http://www.pokemon.co.jp/ex/oras/
・『モンスターハンター4G』公式サイト
http://www.capcom.co.jp/monsterhunter/4G/
・『妖怪ウォッチ2 元祖/本家』公式サイト
http://www.youkai-watch.jp/yw2/
・『モンスターハンターポータブル 2nd G for iOS』公式サイト
http://www.capcom.co.jp/monsterhunter/P2ndGi/