そこからファーストシングル「HEY! BROTHER」と続け、3人のMCの時間に。まず述べられたのはファンへの感謝の言葉、そしてMC YUKAの脱退について「私たちも本当に残念なんですけど、3人で続けていくことに決めました。YUKAはライムベリーとは離れた所で活動することになりますが、YUKAの応援もよろしくお願いします」とコメント。
MCで一旦落ち着いたフロアを再び点火すべく、そこから「SUPERMCZTOKYO」「まず太鼓」「アンサーアンサー」と、ただでさえライブで盛り上がるナンバー3連発でメンバーもフロアも酸欠寸前。そこからMCを挟んで披露されたのは、もうひとつの新曲「IN THE HOUSE」。印象的なピアノの旋律にDJ HIKARUの歌パートも入るメロウなトラックの上には、MC YUKA脱退を思わせる歌詞も載せられ、一抹の寂しさと共に”とにかくパーティを続けよう”という新星ライムベリーの意志が伝わってくる。
1部最後の曲は、メンバー全員のダンスと終盤のフロアの一体感が高まる「MAGIC PARTY」。同曲も含め、これまでMC YUKAが担当していたパートは1部新たに書き換えられ、MCの2人はもちろん、DJ HIKARUがラップする部分も加わった。また同日午後に行われたライブ2部では「Ich liebe dich」も披露された。
ワンマンから8カ月、そしてメンバー脱退を経たけれど、パワーダウンなく唯一無二のパフォーマンスを披露したライムベリー。アイドルとは女子ありきのものではあるけども、あらためてプロデュースのE TICKET PRODUCTIONの世界観の強度と共に、メンバー3人がステージから巻き起こす熱の高さを感じさせた。この夏、この2MC&1DJの履いたアディダスは、一気に8カ月の遅れを取り戻し、あっという間にほかのグループを抜き去ってくれるはずだ!
(大坪ケムタ)
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