アニメ関連DVD市場はアイドルDVDを超えた!? アニメイトと強力タッグ! 新レーベル「あにぷぅ」担当者が語る展望

■アニメDVD市場で「ヒットを確実に稼いでいきたい」

1404_anipu_anelog.jpg「週刊少年サンデー」(小学館)連載中の『姉ログ』もDVD化。

──今、アニメDVD市場の規模はどれくらいなんでしょうか?

佐藤 すでにアニメDVD市場が邦画のシェアを抜いていますし、弊社でずっと展開してきたアイドルDVDの市場よりははるかに大きいと思います。正直、2倍、3倍では済まないのではないかと。今アイドルDVD市場は少しずつ縮小しているように感じています。発売記念イベントを開いても、新しいお客さんをみることが非常に少なくなりました。特に若いお客さんを獲得できていないように感じます。そんな中、アニメDVD関連の購買層は、幅が広い。男性女性問わず、中学生くらいから、上は50代以上までいらっしゃると思います。我々もまだ肌感をつかめていない部分はありますが。

──リバプールさんは、『I”s』や『いちご100%』といったアニメOVAも展開されていましたよね? OVAのペイラインは、どれくらいだったんですか?

佐藤 もちろん制作費などによって変わってきますが、現在制作しているコンテンツは2000枚売れれば合格点のイメージです。目標は基本的に3000枚です。OVAや企画物CDなどの一般的なヒットの一つの判断基準が3000枚なので、それを超えると結構売れたというイメージになります。

──となると、『ガルパン』コラボの『自衛隊』シリーズの売り上げなどを見るに、やはりアニメ関連の映像市場は大きそうですね。今後、映像事業の市場、そしてアニメ市場はどうなっていくでしょうか?

佐藤 映像事業自体はゆるやかに縮小していると感じています。その中で生き残りをかけるために、他社様もアニメというところには注目されているのではないかと思います。そんな中で、我々は地上波でのアニメ展開のような大きいホームランは狙わず、ヒットを確実に稼いでいきたいと思っているんです。大手様のように大きな資本の中での企画とは違う方法でコンテンツの展開を考えています。弊社はアイドルから始まって、自衛隊や車、ホラーのDVDなど、映像メーカーとしていろいろと作ってきました。その経験を活かしてアニメの従来の枠組みを超えて、なかなか発想できないような商品企画を考えていければなと思っています。ゆくゆくはアニメイト様にお客様を呼べるくらいの規模のコンテンツにしていき、「お客様の夢を叶える」ことができればと思っています。

――今後のラインアップにも期待します! 本日はありがとうございました!!

(取材・文/福島槙子)

■『あにぷぅ公式サイト
http://www.liverp.co.jp/ani_pu/
http://www.animate-onlineshop.jp/special/ani_pu/pc/

アニメ関連DVD市場はアイドルDVDを超えた!? アニメイトと強力タッグ! 新レーベル「あにぷぅ」担当者が語る展望のページです。おたぽるは、アニメ話題・騒動その他ホビーの最新ニュースをファンにいち早くお届けします。オタクに“なるほど”面白いおたぽる!

- -

人気記事ランキング

XLサイズ……
XLサイズって想像できないだけど!!