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新“フェティッシュ”連載「甘噛み女子」第1回

「楽屋で釘バットを持たなくなって共演者が話しかけてくれるように…」ミスiD2014・寺嶋由芙のソロ活動への決意

2014.04.14

──満を持して参加されたオーディションは、やはり緊張しました?

寺嶋 もう、すっごく緊張しました。オーディションを受けている女の子たちはみんな1から頑張っているのに、私はこれまでの経歴もありましたし、審査員の方に既に名前を知ってもらっていることで「ズルい」と思われていじめられるんじゃないかとビクビクしていて……。でも、いざ始まったら、参加していた子たちはみんな仲良くしてくれて、ごはんを食べに行ったりする機会も多くて、すごく楽しかったです。私よりお姉さんの細川唯ちゃん、荒野もゆちゃんにはすごく面倒を見てもらっていて、逆に、年下のいっちー(加藤一華)や小野さやかちゃんは慕ってくれたので、すごくかわいかったり。

──ところで、今年の3月には早稲田大学の文学部を卒業された寺嶋さんですが、アイドルと学業の両立は大変だったのではないでしょうか?

寺嶋 実は入学した当時、大学の仕組みがよくわからなくて、1年生の時に1限から7限までギチギチに授業を詰めていたので、単位が取れていたんです。サークルも入ってなかったので、アイドル活動が忙しくなっても困ることはなかったですね。

 そうそう、グループを脱退した翌週(2013年5月末)から、自分の母校の高校で教育実習が始まったんです。私は国語を担当して、古典が『東下り』(在原業平)、現代文は『羅生門』(芥川龍之介)を教えたりしたんですよ。

──『東下り』に『羅生門』ですか! 寺嶋さんに教えてもらえたら、僕ももっと国語を頑張れたかもしれません……。教育実習中、印象に残っているエピソードなどありますか?

寺嶋 文化祭の時期だったので、そのお手伝いをしたことが楽しかったですね。生徒の中には、私の同級生の弟とか妹もいて、私がアイドルだってことを知っている子もいたんですけど、最終日まで黙ってくれていたんです。実習最終日に「実は知ってました〜」ってこっそり伝えてくる生徒がいて、すっごくかわいかったですね。

──最後に、アイドルの盛り上がりはまだまだとどまるところを知りませんが、寺嶋さんが考える、これからのアイドルの展望を教えてください。

寺嶋 今年は、でんぱ組.incさんもBABY METALさんも武道館でライブをされて、グループアイドルはすごく盛り上がっていると思うんです。その隙間を縫って、ソロアイドルも見てもらえたら嬉しいですね。まいにゃさん(小桃音まい)やみきちゅさんなど、ソロでおもしろい活動をやっているアイドルもたくさんいるので、ブームをこれまでとはまた別のかたちで、引っ張っていければと思っています。

 個人的には、子供の頃からモーニング娘。のなっちさん(安倍なつみ)が好きで、先日のライブで『ここにいるぜぇ!』(モーニング娘。の2002年のシングル曲)をカバーさせてもらったことはすごく嬉しかった反面、照れちゃうところもあって。もっと「アイドルらしく」、堂々とみなさんを笑顔にしていければいいなと思っています。

<次ページでは、由芙ちゃんの“甘噛み顔”を初公開!>

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