90年代リアルロボットもの全盛期を偲ばせる『ブレイクブレイド』 深夜アニメ第1話全レビュー!!【6日(日)編】

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【2014年 春の新作アニメ特集はこちら】

　4月より放映開始された深夜アニメの第一話をレビューして、オススメ作品をコンセルジュする連載「深夜アニメ　闇夜の千本ノック」！　※放送日などは全国ネット及びTOKYO MXに準拠します。

■『ブレイクブレイド』
第1話「アン・ソーサラー(魔力無者)」

『ブレイクブレイド』公式HPより。

　Webコミック「COMICメテオ」連載の吉永裕ノ介の原作マンガを、アミノテツロ総監督、羽原信義監督、制作会社・ジーベック/プロダクションI.G によって制作された全6部作の劇場用映画を、新たにテレビアニメとして再構成。

　“石英”からエネルギーを生み出す“魔力”を持つ人々が住むクルゾン大陸。ここでは人型兵器魔動巨兵＝“ゴゥレム”によって各国が争う戦乱の世が続いていた。魔力を持たない希少な人間の一人ライガット・アローはクリシュナ王国王都に呼び出され、士官学校で共に学んだ友人シギュンとクリシュナ国王になったホズルに再会する。クリシュナ王国とアテネス連邦の戦況が悪化する中、ライガットに託されたのは古代人の造り上げた奇妙なゴゥレムだったのだが……。

　映画公開はもう4年ほど前になるのですが、今だに劇中のゴゥレムがフィギュア化されて発売されるなど、人気の衰えない『ブレイクブレイド』がテレビにやって来た！　単なる再編集だけではなく、映画では描かれなかった「ジルグ対スペルタ部隊」のエピソードを新規に追加するなど、細かな調整も加えられているようです。

　また劇場作品ならではの豪華なキャスティングが存分に楽しめるので、声優ファンにとっても眼福、ではなかった“耳福”なシリーズではないでしょうか。

　ロボット兵器での戦争の背景に国家間の駆け引きを描く政治的ドラマの要素、戦乱に巻き込まれるかつての友人たち、CGを使わずあえて手描き作画にこだわったメカニック描写など、往年の90年代リアルロボットもの全盛期を偲ばせる香りのする一作。初代『ガンダム』世代であるアラフォー～アラフィフのお父さんオタクでも昔に帰って楽しめる要素満載ですので、現役アニオタ世代の息子さん、娘さんとの共通の話題にするため、視聴するのも楽しいかもしれませんね。

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『機甲界ガリアン』『戦闘メカ ザブングル』

（文／出口ナオト）

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