「深夜アニメ 闇夜の千本ノック」
思わぬ論争も勃発!? ショートアニメ『召しませロードス島戦記』 深夜アニメ第1話全レビュー!! 【6日(日)編】
2014.04.12
4月より放映開始された深夜アニメの第一話をレビューして、オススメ作品をコンセルジュする連載「深夜アニメ 闇夜の千本ノック」! ※放送日などは全国ネット及びTOKYO MXに準拠します。
■『召しませロードス島戦記~それっておいしいの?~』
第1話「今日からお前はエトだ!」
角川スニーカー文庫刊『ロードス島戦記』を原作に、鈴木行監督と制作会社・スタジオディーン/スタジオ雲雀によってアニメ化。
水野中学校に通う三年生、自分を『ロードス島戦記』に登場するパーンの生まれ変わりだと思い込んでいるバン君とディードリットへの変身願望を持っているドリちゃんの二人は、『ロードス島戦記』が好きで好きでたまらない超マニア。そんな二人が『ロードス島戦記』をまったく知らないクラスメイトのエトちゃんを無理矢理巻き込んで、卒業記念を兼ねて学園祭で『ロードス島戦記』の劇を上演しようとするのだが……。
コメディ風に『ロードス島戦記』に関する知識・トリビアを紹介するという5分枠のショートアニメ。作品の傾向としては、前シーズンの『みんな集まれ!ファルコム学園』『攻殻機動隊入門 あらいず』と同趣向。また、東映アニメの『ロボットガールズZ』が『マジンガー』シリーズのパロディでありながらも、元ネタに対する広告塔としての働きを成していたのと同じだと思います。
とはいうものの、第1話でのバン君の「『ロードス島戦記』は日本最初のライトノベルなんだぜ!」というセリフがきっかけとなって、今やネット上では“ライトノベルの起源”について一大論争を巻き起こっているようで、まだまだ第一世代のラノベ読み古戦士が現役だと判明したりする、微笑ましい現象が起きているようです。
【こんな作品のファンにもオススメ】
『ドラゴンハーフ』『しあわせのかたち』
(文/出口ナオト)