「乙女ゲームは、少女マンガの延長なんです」“疑似恋愛”ではない、乙女ゲーム消費のリアル【前編】

■彼女たちが乙女ゲームをやる理由

――ビジュアル重視っていうのはやっぱり乙女ゲームで疑似恋愛をしたいってことなんですかね?

カナ いや私の場合、完全にネタでやってます。特にゲーム内での疑似恋愛は求めていません。現実のアイドルは好きですが、V6など実写アイドルの乙女ゲームラブセン~V6とヒミツの恋(GREE)には興味ないんですよ。ゲームはイラストでやりたい。たぶん、それもゲームにリアリティを求めていないからなんだと思います。

ナツキ うーん。私も恋愛のリアリティは求めていないですね。くさいセリフに爆笑しながら「キャーッ!! 言われてみたーい!」って言ってるのが楽しいです(笑)。あのセリフって、3次元で言われたら「ちょっと黙って」って言いたくなりますけど、ゲームの中なら許せるから不思議ですよね。

――乙女ゲームで恋愛をしたいわけではない、と! ちなみに、乙女ゲームだとBL的な楽しみ方をする人もいるんですが、お2人はいかがですか?

ナツキ 私はまったく抵抗ないですね。面白いラブストーリーが読めれば、それが男同士だろうと気になりません。ちゃんと作り込まれている話だと、男同士だからこその葛藤も描かれますよね。そういった部分は普通の少女マンガと同じだと思いますし、お話としても面白い。私は、三次元であってもゲイ否定派ではないので、まったく違和感がありません。

カナ いやぁ……私はあの感覚はわからないです。小学生の頃、コバルト文庫(集英社)のBLは読んでいたんですけど(笑)。腐女子を否定はしませんが、私にBLは合わないと思いました。ただ、以前知り合いにそんな話をした時、「BLってね、“ファンタジー”なの」と言われたことがあって、「なるほど!」と思いました。それから、BLを読む人の気持ちが理解できるようになりました。

[後編はこちら]
(構成/牧野絵美)

ときめきメモリアル Girls Side 3rd Story

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あくまでもフィクション、ということ?

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