「乙女ゲームは、少女マンガの延長なんです」“疑似恋愛”ではない、乙女ゲーム消費のリアル【前編】

1404_otomegame1.jpg参考画像:『吉祥寺恋色デイズ』公式サイトより。

――吉祥寺商店街で、幼なじみと10年越しの恋。運命の赤い糸、信じますか?

 そんなお馴染みのキャッチコピーで人気を博す吉祥寺恋色デイズや、契約結婚から始まる若手実業家や若手政治家との恋模様を描く誓いのキスは突然に(共にボルテージ)など、ちまたで噂の「ケータイ乙女ゲーム」。最近はテレビCMでもよく流れ、“別カレ”なんてジャンルで注目を集めています。

「確かによく見るけど、あれってつまりオタク用のゲームでしょ?」なんて思った皆さん! どうやら時代は変化しているようですよ。一説では、キャバクラ嬢やOLが乙女ゲームにはまっているという話も耳にします。一見リア充に見える彼女たちは、オタクなのでしょうか?

「おたぽる」ではその真相に迫るべく、よく乙女ゲームを遊んでいるというおしゃれ系女子のカナさんとナツキさんにご協力いただき、乙女ゲーム・ユーザーの実態を探ってみました。

[乙女ゲームユーザー・プロフィール]
【カナ】
25歳/OL
中学、高校、大学と女子校出身。「ジャニーズ命」の屈託ない性格。イケメン好きで、カワイイ女の子も大好きだという彼女は、自身もアイドル系の可憐な女の子。イケメン彼氏持ち。
最近の乙ゲーマイベスト:ケータイ用アプリ復讐のキスをあなたに(ボルテージ)

【ナツキ】
24歳/OL
中学から大学まで共学校出身。男女混合兄弟で育ち、小さい頃からゲーム好き。大人っぽい雰囲気の持ち主で、一見ゲームとは縁遠いタイプに見えるけど……? 包容力抜群の彼氏持ち。
最近の乙ゲーマイベスト:PSP版華ヤカ哉、我ガ一族(オトメイト)

■リア充女子と乙女ゲームとのファースト・コンタクト

――今回、ケータイ乙女ゲームのユーザーの実態を聞こうということで、カナさんとナツキさんにお越しいただきました。お2人とも彼氏持ちで、いわゆる“リア充”だと思うんですが、そもそも乙女ゲームを始めたのは何がきっかけだったんですか?

カナ 初めてケータイ用乙女ゲームをやったのは高校生の時。mixiのアプリで配信されていた恋する私の王子様が最初でした。当時は乙女ゲームがやりたいというより、mixi仲間で繋がっていることが大事だったんですよ。マイミクになっていると、誰がどこまで攻略しているかも表示されるので「カナの攻略度(進み過ぎてて)ヤバイ」って言われるのが楽しくて(笑)。私の場合、ゲームをやるのは「そう言われるためのネタ」みたいなものでした。

ナツキ 私も『恋する私の王子様』が最初の乙女ゲームでした。当時のmixiゲームってあまり面白いのがなくて、逆にそのゲームをやっていないと話題に乗り遅れるような感覚がありましたね。オタクの子もそうでない子も、みんなやっていましたよ。ただ、当時の私には乙女ゲームの面白さがわからなくて、すぐに止めてしまいました。なので、本格的に乙女ゲームをやり始めたのは、大学に入ってからです。

――大学に入ってなぜ本格的に?

ナツキ 最初は乙女ゲームってギャルゲーと同じで、何の前触れもなく突然フラグが立っていきなり恋愛モード、みたいにストーリー性のないものだと思っていたんですよ。それが、友達からときめきメモリアル~Girl’s side~(KONAMI)を借りて認識が一転しました。とにかくストーリーがしっかりしていて、出逢った瞬間から恋に落ちるまでの描写が細かいんですよ。デートに彼(攻略キャラ)の好きな服を着ていくと好感度が高まったり、セリフがいつもと違ったりして、焦れったいけど嘘っぽくなくてそこが面白んです。

ときめきメモリアル Girls Side 3rd Story

ときめきメモリアル Girls Side 3rd Story

あくまでもフィクション、ということ?

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