「週刊少年ジャンプ」情報レビュー

プレゼント企画で絶妙な下ネタを展開!? 新規読者にアピールする 「週刊少年ジャンプ」

――発行部数280万部(一般社団法人 日本雑誌協会発表)を誇る最強の少年マンガ誌「週刊少年ジャンプ」。そんな「ジャンプ」の最新情報をさまざまな角度からご紹介!

1404_jump19.jpg「週刊少年ジャンプ」2014年19号(集英社)。

 本日7日発売の「週刊少年ジャンプ」(以下、「ジャンプ」)2014年19号。表紙と巻頭カラーを飾ったのは『NARUTO-ナルト-』。表紙では、前号の「ジャンプ」“現実系連載”と対を成す形で“ファンタジー系連載”の作品が並んでいる。『ONE PIECE』『トリコ』といった「ジャンプ」王道のバトル作品が並ぶ中、『銀魂』『磯部磯兵衛物語~浮世は辛いよ~』といった時代ものギャグマンガの姿も。

 表紙をめくると、前号の閉じ込み付録「J(ジャンプ)特製 名前&科目シール」に続き、「ジャンプ学園生徒手帳」が付属。また、15号から始まった「連載作家直筆サイン&特製JCBOXプレゼント」や、前号から22・23合併号まで続く「春の超豪華グッズプレゼント!!」企画など、この時期の「ジャンプ」は大量の付録攻勢をかけている。新学期を迎え、新規購読者の獲得を目指していることが伺えるだろう。

「春の超豪華グッズプレゼント!!」は、「ジャンプ」恒例の企画となっており、連載マンガをテーマにした趣向を凝らしたグッズが勢揃い。中でも、『磯部磯兵衛物語』の「候(そうろう)!!ティッシュカバー」は、「ティッシュ出るで候。別の何かも出るで候!?」というキャプションをつけるなど、本編同様に絶妙な下ネタを押し出してきており、担当者のノリノリさが伝わってくるグッズとなっている。

 また新規読者獲得の狙いは、今週の掲載順位からも伺うことができる。今号では、前号から『銀魂』や『ニセコイ』の順位が大きく浮上。このように、アニメ化などを果たした有名作が軒並み上位に並んでおり、新規読者へのPRのようにも思われる。そんな中、『ILLEGAL RARE』などの4連新連載は、仲良く中盤に位置取ることに。前号で掲載順位が下落していた『ILLEGAL RARE』が次号でのセンターカラーを獲得しているが、この流れにほかの3作品がついてこれるか? 今後の動きに注目だ。

 反面、前号で『アイアンナイト』が終了し、今号の最下位は『SOUL CATCHER(S)』となった。ファンは気が気でないところだが、本作は今月4日に最新単行本4巻の発売、予定を前倒しての公式ツイッターアカウント(外部参照)開設、加えて次号より企画ページ「鳴苑ジャーナル」の毎週掲載が開始されるなど、多様な展開を見せている。『SOUL CATCHER(S)』の人気浮上に期待をしたい。
(雑誌やマンガ作品に関して、言及のない限り、版元は集英社。文中、敬称略)

SOUL CATCHER(S) 4 (ジャンプコミックス)

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“真摯”な吹奏楽マンガです!

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