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新たなファンの「聖地」となるか? 3月末オープンの阿佐ヶ谷アニメストリートを探訪

2014.04.14

回転する台の上で動かないようにするのが大変。写真右はカメラ。

「阿佐ヶ谷駐屯地」は、一見ガチャの筐体が積まれているが、店の奥ではキャラクターグッズの展示販売や、人間を立体スキャンする装置がでんと待ち構えている。回転する台の上に乗って、自分をスキャンして3Dデータの形でスマホアプリ用のデータに変換するサービスを実施中。もちろん、3Dプリンタで出力すれば自分のフィギュアを作ることもできる。現在、スキャンのデータ化が3500円、3Dプリントは1万9800円、データ+3Dプリントで2万1000円と特別価格で提供中。試しにやってみたが……鏡より忠実に再現する立体データでフィギュアを作るより、SHIROBAKOの店員さんとかコスプレイヤーさんを立体にしてくれたほうが正直嬉しい……お見苦しい物をお見せしました……。

 最も駅から離れた高円寺側にあるのが、総合学園ヒューマンアカデミーのCGアートスクール「KALEID.」。こちらは4月の開校を目指しており、建物内はまだ机だけが入っている状態(3月29日取材当時)。春からは学生が通う場所ともなるので、また賑わいをみせることだろう。将来的にはモーションキャプチャシステムを用いて「SHIROBACO」とも連携するという。

 アニメスタジオが店舗を出すという試みは、中野のufotable cafeや三鷹の武蔵野カンプスなどがあるが、いずれも単独施設。複合施設として複数のスタジオが集まるのは珍しい。他の施設もそれぞれが独自のコンテンツや技術を持っているだけに、各施設のコラボレーションも期待できる。中野ブロードウェイとはまた違ったスポットとして、今後どのような形で情報発信をしてゆくか楽しみだ。
(取材・文/三木茂)

■阿佐ヶ谷アニメストリート
http://www.jrtk.jp/asagaya-anime-street/

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