新たなファンの「聖地」となるか? 3月末オープンの阿佐ヶ谷アニメストリートを探訪

2014.04.14

 かつて文士村と呼ばれた杉並区・阿佐ヶ谷は、現在でも「Asagaya / Loft A」やラピュタ阿佐ヶ谷、以前紹介した「Otaku Bar 44SONIC」などディープなスポットがある街である。もちろんアニメスタジオも多数。かつては『風の谷のナウシカ』を作ったトップクラフトもスタジオを構えていた街。そんな阿佐ヶ谷で、昨年夏からJR阿佐ヶ谷駅東側高架下で工事をしていた複合施設「阿佐ヶ谷アニメストリート」がついにオープンし、3月29日に開所式が行われた。

開所式の様子。

 現在店舗数は15。ジャンルとしてはアニメ・ゲーム・コスプレなど様々。そこで、当日覗いてきたアニメスタジオ系ショップなどを中心にレポートしよう。

『モーレツ宇宙海賊』の主人公、加藤茉莉香の海賊コスチューム実物も展示。

 阿佐ヶ谷にスタジオを持つサテライトは、カフェ「SHIROBACO」をプロデュース。こちらの「SHIROBACO」は声優の卵たちが店員を務めるアニメコラボカフェ。現在は、劇場版『モーレツ宇宙海賊』、テレビアニメ『ノブナガ・ザ・フール』とコラボレーション中だ。店内の展示物だけでなく、ドリンクやフードもコラボしており、4月26日までの限定版となっているのでお早めに。こちらの目玉は、アニメジャパンでも公開されていたモーションキャプチャ技術。画面中で3Dのメカやキャラを実写とリアルタイム合成することができる。オープン当日のイベントでも、声優が3Dモデリングされたアニメのキャラクターと入れ替わったりするなどしていた。ちなみにシロバコとは、放送前のサンプル映像などを入れた媒体のこと。昔はビデオテープで無地の白いケースに入っていたことから付いた通称である。今ではDVD-Rなのだが、シロバコで通用する。要するに新人や新しいサンプル的な物を提供できる場所、ということ?

アニメキャラと画面内で競演することもできる。
声優の卵だけあって、アフレコも堂々としたもの。

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