『ガムラツイスト』から幾年…シール菓子『真おくのほそ道』発売! 地元・東北とシール愛に満ちた誕生秘話インタビュー!!

 先述した「覆面レスラーシール」は、レスラー軍と麺魔軍という2つのプロレス団体の抗争を描くストーリーが描かれており、2~3枚重ねのシールをめくると新たなストーリーが展開したり、キャラクターが変化するといった凝った仕掛けが施されていた。発売されていた当時、先行する『ビックリマン 悪魔VS天使シール』(ロッテ)と並んで高い人気を誇り、「コミックボンボン」(講談社)でのコミカライズやテレビアニメなどのメディアミックス展開を行っていたことを覚えている読者諸兄も多いのではないだろうか。

1403_basho_main.jpg『真おくのほそ道』シールの一部。

 そんな「覆面レスラーシール」のデザインを担当していたスタジオメルファンが手掛ける新シリーズ『真おくのほそ道』は、そのタイトル通り元禄年間に活動した江戸時代の俳人・松尾芭蕉が著した紀行文集『おくのほそ道』をベースに、その裏で繰り広げられる幕府と敵対勢力の闘争を描くそうだ。そのストーリーはというと、妖怪や悪霊を束ねるキル邪神を封印する月満宝珠剣を抜いてしまった松尾芭蕉。封印が解かれたキル邪神軍団は、芭蕉の持つ剣を奪い、剣の力で世界征服を目論む。しかし、正義のために世界の神々を束ねる天山えびす神も、キル邪神の陰謀を防ぐべく動き始めた! といった具合に、何だかわからないが、かなり壮大な内容である。

「今回発売される第0弾では、原作の『おくのほそ道』の世界をキャラクター化したものと、シール独自のストーリーに沿ったキャラクターのシールになっていますが、次の第1弾からは後者がメインになる予定です。『おくのほそ道』の世界を舞台に、時空を超えた戦いを描いていければと思います」

『真おくのほそ道』シールのもう一つの売りであるお菓子「しょうゆキャンデー」にも注目だ。一見、「本当においしいの!?」と思われるかもしれないが、これが意外にイケるのである。醤油の風味と上品な甘さが融合した逸品となっている。

「やっぱり東北にちなんだ食材。それに、まずとっかかりのメインターゲット層である30~40代の方になじみやすい商品ということで宮城県の商工会に相談したところ、芭蕉も立ち寄った登米市にある海老喜商店を紹介していただきました。創業して180年の老舗醤油メーカーさんでして、今回の企画にぴったりということで、ご協力いただきました」

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