最終回を前に「よくある展開」!? 『Wake Up,Girls!』は“終わりよければすべてよし”となれるか?

――毎日、何本ものアニメが目まぐるしく放送されている現代日本。これだけ放送本数が多いと、見るのだって一苦労……。そんな悩める現代オタクのため、「おたぽる」がオリジナル作品を中心にテレビアニメ・レビュー! これさえ読めば、気になるあのアニメのあらすじから評判までがまるわかり!!※本文中には“ネタバレ”が含まれていますので、ご注意ください。

■『Wake Up, Girls!』
第11話「アイドル狂詩曲(ラプソディー)」

1403_wug11.jpg『Wake Up,Girls!』公式HPより。

【今週の極私的見どころ!】
「何? 修造って呼ぶよ?」無駄に熱くなるマネージャー・松田(CV:浅沼晋太郎)に対しての、菊間夏夜(CV:奥野香耶)のこのツッコミ……(笑)。そして、毒舌な早坂相(CV:鈴村健一)に対しては「有吉って呼ぶよ」と一言……! 夏夜たんのツッコミが冴え渡った、いろいろな意味で神がかった回でした!

【今週のおすすめ度】
★★★☆☆
(前回のあらすじはこちら

 敏腕音楽プロデューサー・早坂が「Wake Up, Girls!」(通称:WUG!/ワグ)のために書き下ろした楽曲「極上スマイル」。しかし、この曲を国民的アイドルグループ「I-1クラブ」が新曲としてリリースしたことが判明し、丹下社長(CV:日高のり子)やマネージャーの松田、そしてWUG!メンバーは事務所にて緊急作戦会議を開きました。
 
 早坂に対して怒りを露わにする丹下社長、「どうやってボコる?」とすっかり臨戦態勢の夏夜たん……。そこへ突然渦中の人物、早坂が事務所に現れます。

「もっと良い曲が浮かんだから、あれはI-1にあげたってだけの話だよ」

 問い詰められた早坂は、何食わぬ顔でこう答えます。そして「こっちのほうが断然いいでしょ」と、新曲「7 Girls War」の楽譜を取り出したのでした。こ、これはオープニングの!!! ネットの視聴者からは「こんなにあっさりとこの曲が誕生したのか」というツッコミも……。なんでも早坂は、WUG!が「アイドルの祭典」の予選を通過したことで、本気を出したというのです。

「時間もない中、決勝に新曲で臨めっていうんですか?」と早坂に食って掛かる七瀬佳乃(CV:青山吉能)。早坂は「トップアイドルってのはね、1日あれば曲も覚えるし振りも入る。それができなきゃ生き残っていけないよ、この世界では」と言い放ち、新曲のセンターに佳乃を名指ししたのです。「よっぴーセンターきたぁぁぁ!」と一部のワグナーは大盛り上がり!

 ここから、WUG!メンバーの猛特訓が始まりました! 「アイドルの祭典」決勝まで約1カ月。これまでの曲以上に難易度の高い「7 Girls War」を完成させるため、7人は心をひとつにしてレッスンに励みます。

 そして決勝前日、7人は練習の成果を早坂に披露します。それを見た早坂は「ギリッギリ、合格かな」と一言。「あとは決勝でお客さん全員をどれだけ楽しませられるか、だな」「本当に認めてもらう相手は僕じゃない。お客さんなんだ」と早坂。もっともです……! 「早坂さん、まともすぎる」「このアニメで一番いいキャラ」とネットでも絶賛の嵐でした。

 それぞれのメンバーが思い思いの夜を過ごし、一夜明けた決勝当日──7人は東京へ。都会の雰囲気に圧倒されつつも、はしゃぐメンバーたち。一方、何やら薬を服用する佳乃の姿が……。明らかに様子がおかしいぞ……!? 

 18時からの本番に向け、巨大なI-1アリーナでリハーサルを進めるWUGメンバー。そこに現れたI-1クラブのセンター・岩崎志保(CV:大坪由佳)は、島田真夢(CV:吉岡茉祐)に対して「前にも言ったけど、全力で来てね」と改めて宣戦布告。相変わらずギスギスです。
 
 リハーサルを終え、本番まであと30分を切ったその時、自身の足の異変に気付いた佳乃。トイレに駆け込み確認すると、左足の足首に真っ赤な腫れが……。先ほどステージリハーサルの際、コードを足にひっかけて転倒したのが原因のようです。「よくある展開だな!」とネット民。それにしても心配です。
 
 刻一刻と迫り来る決勝本番。次回、最終回、「この一瞬に悔いなし」。最終回の様子を想像したら、なんだかすでにちょっと泣きそうな筆者です!
 



 ラストに向けた「溜め回」としての役割をしっかりと果たした第11話。「嵐の前の静けさがいいね」「気持ちが高ぶってきた!」とネット上のワグナーたちも満足そうです。ただ、「早くこれくらいの調子を出してほしかった」「やっとキャラつかめてきたと思ったら、もう最終回か」と、スタートダッシュの遅さにあきれる意見も。また、一定数は「結局最後までおもしろくなかった」と感じているようでした。それでも、まだ最終回が残っています。“終わりよければすべてよし”という言葉もありますからね。最終回で作品全体の評価が決まるでしょう。
 
 筆者的には決勝前夜の各メンバーの様子が、なんだかとてもぐっときました。最終回は最高のライブシーンで締めくくってくれること、期待しています! よっぴーが怪我したからって、ライブシーンなしで終わりなんて展開はやめてくださいね!!
(文/ロペ子)

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