ちなみにこの特集、14ページというボリュームなのですが、これだけの大特集というのは「デラべっぴん」の長い歴史の中で先にも後にもありません。しかもエロ本なのに、テーマがアニメ。
「確かに、コレってエロ本におけるタブーの最たるものなんだけど、タブーって点では、暫定的とはいえ、TV放送で今まで積み上げるだけ積み上げてきた謎とストーリーをほったらかして『おめでとう』で強引に膜を引いてしまったアノ最終回と似てなくもない」と、これまた強引なことを特集のイントロで述べております。筆者は「エヴァ」は完全にスルーしてたので、リアルタイムのムードはわからないのですが、あの最終回というのは、よっぽどショッキングな事件だったのですね。
しかし、今回の原稿を書くのにあたって、「デラべっぴん」のこの号を改めて熟読したのですが、今見ても完成度が高いですね。特に撮り下ろしのグラビアの美しさには、うっとりしますよ。
おっと、実はこの頃は筆者も「デラべっぴん」で仕事をしておりまして、さかもと未明、町野変丸らと共にコラムを連載してます。この号ではアナルファック風俗について書いておりますね(笑)。
「デラべっぴん」は、その後、迷走とも言えるリニューアルを繰り返し、2004年に休刊。発行元の英知出版も2007年に倒産しました。
安田理央(やすだ・りお)
1967年、埼玉県生まれ。主にフリーライター。及びアダルトメディア研究家、ニューウェーブ歌手、など。主な著書に「日本縦断 フーゾクの旅」 (2004年 二見書房)「エロの敵 今、アダルトメディアに起こりつつあること」(2006年 翔泳社 雨宮まみと共著 )、「45歳からのアニメ入門」(2013年 Kindle 田口こくまろと共著)などがある。
●公式サイト<http://www.lares.dti.ne.jp/~rio/>
●公式ブログ<http://rioysd.hateblo.jp/>
アニメ誌以外で初めて「新世紀エヴァンゲリオン」特集を組んだのは日本の代表的なエロ本だった!のページです。おたぽるは、人気連載、アニメ、その他、連載、安田理央、新世紀エヴァンゲリオン、デラべっぴん、特殊古書店ダリオ堂の最新ニュースをファンにいち早くお届けします。オタクに“なるほど”面白いおたぽる!
人気記事ランキング
人気連載