「週刊少年ジャンプ」情報レビュー

『銀魂』作者、次回作発言の真意は?人気作が群雄割拠する「ジャンプ」

――発行部数280万部(一般社団法人 日本雑誌協会発表)を誇る最強の少年マンガ誌「週刊少年ジャンプ」。そんな「ジャンプ」の最新情報をさまざまな角度からご紹介!

1403_jump1415.jpg「週刊少年ジャンプ」2014年15号(集英社)。

 本日10日発売となった「週刊少年ジャンプ」(以下、「ジャンプ」)2014年15号の巻頭カラーと表紙は、連載一周年突破を記念しての『ワールドトリガー』。13年11号より開始となった本作は、14年1号で料理バトルマンガ『食戟のソーマ』と共に「J(ジャンプ)新鮮力キャンペーン」と銘打って打ち出されるなど、有力中堅マンガとして人気を博している。今号では、「ジャンプ」マンガにはお馴染みのキャラクター人気投票の開催が発表されたほか、フィギュアとラバーストラップの商品化も告示されている。先週は中盤上位まで掲載順位を上げている同作だけに、今後の更なる飛躍が期待される。

 掲載順位の上位は、巻頭より『ワールドトリガー』『ONE PIECE』『黒子のバスケ』『TOKYO WONDER BOYS』『NARUTO』『トリコ』の順となっている。『黒子のバスケ』と『トリコ』は、先週の中盤より共に浮上。アニメ化作品でも浮き沈みがあるのは、熾烈な争いが繰り広げられる「ジャンプ」ならではか。今週で記念すべき第100話を迎え、4月よりアニメが開始される『ハイキュー!!』も中盤下位に位置するなど、打ち切りはないとしても気が抜けない位置につけている状態だ。

 センターカラーは、先週からの新連載『TOKYO WONDER BOYS』、読者応募型企画が開始された『暗殺教室』に加え、現在放送中の“テレビアニメ大人気御礼”として2号連続で『ニセコイ』が飾っている。センターカラーと並んだ広告によると、4月4日に、『ニセコイ』作者・古味直志の短編集『恋の神様 古味直志短編集』が発売されるとのこと。読み切りで掲載された『ニセコイ』のプロトタイプ版や、特殊な能力を持つ“究極の生命体”と若き学者の交流を描いた『APPLE』など、「ジャンプ」本誌を始め各誌に掲載された読み切りの数々を収録している。デビュー当時より短編マンガの上手さに定評のある作者の力量を、改めて楽しむには持ってこいだろう。

 次週、巻頭カラーが『ONE PIECE』、センターカラーが『磯部磯兵衛物語~浮世はつらいよ~』と『銀魂』であることが発表されている。相変わらず巻末の次号予告でふざける『銀魂』だが、作者コメントに気になる一言も。今回、バレンタインチョコをたくさんもらったことを受けて、『銀魂』作者の空知英秋は「次回作も主人公は甘党にしておこう」と発言。『銀魂』の主人公が甘党であることを踏まえてのコメントだが、わざわざ“次回作”に言及する意味があったのだろうか……? うがち過ぎかもしれないが、10週年を迎えた『銀魂』の今後を注視していきたい。
(雑誌やマンガ作品に関して、言及のない限り、版元は集英社。文中、敬称略)

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