ついにKADOKAWAがアニメ界の覇権を握る!? 謎のリアルタイムウエポン「アニ・メーター」とは?

2014.03.09

アニ・メーター』公式HPより。

 この週末、ネット上に現れた奇妙なサイトが一部のアニメファンの間で話題となっている。それは『アニ・メーター』(参照)。アニメの作画を行う“アニメーター”とは、微妙に表記が違うことに注目。どうやら3月7日頃には、すでにサイト自体は存在していたらしい。

 このサイト、現在は白バックを背景に文字だけで構成されている、いわゆるティザーサイトの体裁がとられている。「Newtype Presents 全アニメファンの感動・感想が、リアルタイムで、キミの手のひらに――! すべてのアニメファンに贈る 世界最先端“リアルタイム”ウェポン アニ・メーター 3000名限定モニター大募集! 2014.3.22 受付開始!! モニター限定デジタルアイテム配布!!」とだけしか記されておらず、さらに謎が深まるばかり。

 同サイトからリンクされているツイッターアカウント「@animeter_jp」(参照)の数少ないツイートでも、このアニ・メーターとは「Newtypeから生まれた“リアルタイムウェポン”」であり、「アニメライフに欠かせないサービスを目指す」程度の発言しかなされていないため、現時点で『アニ・メーター』についてわかるのは、KADOKAWAと雑誌「Newtype」(KADOKAWA)が関わっていること程度。アニメ視聴に関して「一体どのようなサービスを提供するのか」「ネット主体なのかテレビ放映主体なのか」「有料なのか無料なのか」など、今のところ一切が不明なままである。

 さてKADOKAWAといえば、先だって同社のマンガ作品200種が無料で読めるウェブコミックサービス『コミックウォーカー(ComicWalker)』(参照)の発表を行い、大変な話題を呼んだばかり。この『コミックウォーカー』の正式稼動日が3月22日(土)、そして『アニ・メーター』のモニター募集開始日も3月22日なので、両者にはなんらかの関係があることも考えられる。

“リアルタイムウェポン”ということで、『アニ・メーター』は「テレビ放映されているアニメの実況をリアルタイム集計して可視化するサイト」や「テレビ画面にニコニコ動画風に実況コメントを表示するスマホアプリ」、そのほか“デジタルアイテム配布”を謳っていることから、「アニメ視聴専用のデバイス」の可能性もある。

 先の公式ツイッターの発言によれば、『アニ・メーター』に関する詳細な説明は、3月10日月曜日発売の月刊「Newtype」4月号の誌上で明かされるという。果たして鬼が出るか蛇が出るか? 今後もKADOKAWAの動きに注目し続ける所存だ。
(文/出口ナオト)

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