日本にインディーゲーム市場を創出する! 京都で開催される「BitSummit2014」とは?

2014.03.05

「BitSummit 2014」公式HPより。

 今月7日より、国内最大規模のインディーゲームの祭典「BitSummit2014-京都インディーゲームフェスティバル-」が、京都府の「みやこメッセ」にて開催される。本イベントは昨年に初開催されたものの、開発者や海外を中心としたメディア向けの交流イベントだったため、一般入場はできなかった。今年も開催初日の7日はメディア向けとなっており一般の来場はできないが、土日の8日、9日が一般公開日と設定され、来場者は入場料500円(小学生以下は無料)で入場することができる。

 本イベントの開催趣旨として、インディーゲームの市場規模拡大と、日本におけるインディーゲーム市場やその仕組みが確立されていないことが挙げられている。こうした中で、開発者と海外ゲームメディアとのマッチングやアワードの設置などによって、日本でのインディーゲーム市場の創出とゲーム産業全体の底上げを推進することを掲げている。今回、117にも上る開発チームが出展を予定しており、すでに各所から注目が集まっている。

 出展ブースではインディーゲームの開発者はもちろん、スポンサーブースとして、ソニー・コンピュータエンタテインメントや日本マイクロソフトといった大手メーカーのほか、立命館大学ゲーム研究センターや京都情報大学院大学、京都コンピュータ学院といった学術研究機関などの名前も並び、幅広いラインナップを見せる。

 そのほか、一般公開日には、ゲームミュージック演奏家・サカモト教授によるスペシャルライブや、『moon』のゲームデザインで知られる木村祥朗氏、『東方Project』を手がけるZUN氏らのトークセッションなど、数々のステージイベントが企画されている。

 近年では、スマートフォン・ゲームの隆盛やゲーム・プラットフォーム「Steam」が話題となるなど、ゲームを扱うメディアや販路は広がりを見せている。こうした中で、気炎を吐くインディーゲーム開発者も少なくない。今後さらなる規模の拡大が予想される日本のインディーゲーム業界に注目したい。

■『BitSummit2014』公式サイト
http://bitsummit.org/index-jp.html

編集部オススメ記事

注目のインタビュー記事

人気記事ランキング