『風立ちぬ』『九十九』受賞ならず…ウォルト・ディズニーを“人力ボカロ”化するアカデミー賞ノミネート作のヤバさ

1403_academy.jpg長編アニメーション部門を受賞した『Frozen』(邦題『アナと雪の女王』/画像上)と、短編アニメーション部門受賞の『Mr. Hublot』(画像下)。画像はそれぞれ公式HPより。

 3月3日(日本時間)、第86回アカデミー賞の各受賞作品が発表された。日本からは長編アニメーション部門に宮崎駿監督の『風立ちぬ』(『The Wind Rises』)、短編アニメーション部門に森田修平監督の『九十九』(『Possessions』)がノミネートされていたことで話題になっていた。

 これらの作品が受賞すれば、日本人として、長編アニメ部門では同じく宮崎駿監督の『千と千尋の神隠し』以来、短編アニメ部門では加藤久仁生監督の『つみきのいえ』以来であったが、惜しくも両作品とも受賞を逃した。受賞したのは、長編アニメ部門は日本では3月14日から上映されるディズニーの『Frozen』(『アナと雪の女王』)、短編アニメ部門で『Mr. Hublot』となった。

 このほか長編アニメ部門には『The Croods』『Despicable Me 2』『Ernest & Celestine』、短編アニメ部門には『Feral』『Get a Horse!』『Room on the Broom』がノミネートされていた。

 なお、邦題はそれぞれ、長編アニメ部門の『The Croods』は『クルードさんちのはじめての冒険』、『Ernest & Celestine』は『アーネストとセレスティーヌ』、『Despicable Me 2』は『怪盗グルーのミニオン危機一発』となっている。

 一方、短編アニメ部門で受賞した『Mr. Hublot』は、主人公が拾ってきた「子犬」の成長が描かれる作品である。「スチームパンク」や「レトロフューチャー」の世界観に惹かれる人にはたまらないだろう。

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