『プリキュアオールスターズNew Stage』感動のフィナーレ!プリキュア36人全員集合!…でも全員と言ったって実際は…

プリキュアオールスターズ NewStage3 永遠のともだち『プリキュアオールスターズ NewStage3 永遠のともだち』公式HPより――キュアリズムの活躍が見たかったのに…(泣)

※本文にはネタバレが含まれています。まだ鑑賞されていない方はご注意ください。

 3月15日に国民的キッズアニメである「プリキュアシリーズ」のクロスオーバー作品の第6弾(編注:「プリキュアオールスターズDX」を含む)『プリキュアオールスターズ NewStage3 永遠のともだち』が公開された。歴代のプリキュアが一堂にそろうという劇場版ならではの演出に、小さなお友だちから大きなお友だちまでを魅了する大ヒットシリーズだ。今年でプリキュアも10周年を迎え、新シリーズの『ハピネスチャージプリキュア!』を含めると総勢36名ものプリキュアが誕生したことになる。

 この「プリキュアオールスターズ」は同窓会的要素もあり、新旧のキャラクターが入り混じることで新規のファンと過去作からのファンの両方が楽しむことができるのが大きな魅力だ。しかし、キャラクターが多すぎることが原因なのか、オールスターズという名前は付いていても、これまで全プリキュアの声の出演はかなわなかった。

 今回は「オールスターズNew Stage」の最終作ということで、今度こそ全員の声の出演が実現するか?と期待したが、やはり今回もそれはかなわなかった。メインは『ハピネスチャージプリキュア!』と『ドキドキ!プリキュア』で、それより過去のTVシリーズのプリキュアたちだとキュアブラックとキュアブルーム、キュアメロディ、キュアマリンが比較的セリフが多かった気がする。キュアリズムやキュアムーンライトなど一言も声の出演がかなわなかったプリキュは多く、最終作とうたうのであれば、せめて一言でも出演してほしかった。とは言えキュアピースとキュアレモネードとのコラボが見られるなど、オールスターズならではの演出には満足できる。

 ストーリーは最終作を意識してか、劇場版のみに登場していたキャラを再びメインで登場させるなどオールスターシリーズが同一の世界観だということを意識させる作りだった。『NewStage2 こころのともだち』からグレルとエンエンはさておき、『NewStage みらいのともだち』からキュアエコーがまさかの大活躍を見せてくれたのはファンとして大きな感動だろう。キュアエコーは坂上あゆみの姿で『NewStage2 こころのともだち』にもカメオ出演しているが、セリフはなかった。キュアエコーはポスターにも描かれていないし、人数にもカウントされていない非公式プリキュアなだけに、彼女が活躍してくれたことは最終作だからだろう。

 上映終了後、『ハピネスチャージプリキュア』の映画化決定の告知が流れた。上映は10月だという。まだ『ドキドキプリキュア』が終わったばかりで、前作のファンはまだその余韻が抜けず、キャラクターデザインが大きく変わったこともあり、ネット上では『ハピネスチャージ』にまだ慣れないなんていう声も上がっているが、劇場版が公開される頃にはそんな声はなくなっているだろう。

 はたして今後オールスターシリーズはどうなるのか? オールスターシリーズ自体が今作で終了なのか? 大人気シリーズなだけにまだまだ続けてほしいという声はたくさんあがるだろうし、ぜひ続けてもらいたい。しかし、入場者特典の年齢制限はなんとかならないのだろうか。今回「おともだちにんていしょう」はもらえても、「ずっとおともだちバイザー」と「ミラクルドリームライト」はやっぱりもらえなかった。ダメもとで劇場側に確認してみたがもらえなかった。劇場側の対応は正しい。しかし、大きなお友だちもペンライトを振ってプリキュアたちを応援したいのだ。
(文=Leoneko)

 

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