元「月9」歌手がアニソンで再デビュー!! 『バディ・コンプレックス』主題歌に込めたTRUEの“アニメ愛”と“アニソンの理想像”

■安室奈美恵を歌う同級生の横で『スレイヤーズ』を熱唱!

──それも好きゆえに、といったところでしょうか。冒頭でも少し触れましたが、いつ頃からアニメ・マンガにハマっていたのでしょうか?

TRUE 3つ上の兄の影響で、私も小学校の頃からアニメとかマンガが大好きで、何万冊もコミックスを所有していました。学生時代にカラオケに行っても、当時流行っていた安室奈美恵さんの『太陽のSEASON』とかを友達が歌っている横で、私は林原めぐみさんの『Give a reason』(アニメ『スレイヤーズNEXT』OP)を歌ったりしていたんです。

──わははは(笑)。でも、『Give a reason』は名曲ですよね。実際に、当時かなり売れましたし。

TRUE ね、まさに伝説的なアニメソングですよね。だから、家族とか近しい人は「あの頃からいつかアニメソングを歌うんじゃないかと思っていた」って、今の状況を自然な流れだと思っているみたいです。

 でも、アニメイトに通っていた当時の自分からすると、今の状況はびっくりですね。池袋が地元だったので、小学校の頃からアニメイト池袋店に通っていたんです。友達とみんなでサンシャインの裏で、買った本を読んだりしてました(笑)。

──歌手デビューしてからもそれは変わらず?

TRUE デビューした後もCDはアニメイトで買ってますよ。今もポイントを貯めています(笑)。ポイントは貯めないともったいないじゃないですか! だからマンガもアニメイトで買うようにしてるんです。

──デビュー当時の2000年頃というと、今よりもずっとアニメをはじめとするオタク的趣味に対する風当たりが強い時代ですよね。

TRUE そうですね。だからなかなか公表する勇気がなくて、仕事現場では徹底的に隠してました。当時に比べると、今はだいぶいい時代になりましたよね。中学生の時、(『新世紀エヴァンゲリオン』の)綾波レイに憧れてショートカットにしたんですけど、周りには「(参考にしたのは)内田有紀」って言ってました。

一同 (爆笑)

──いい話をありがとうございます。そんなTRUEさんが一番影響を受けたアニメソングは何ですか?

TRUE 初めて具体的に誰かに憧れを抱いたのは、『天空のエスカフローネ』の主題歌「約束はいらない」を歌っていた坂本真綾さんです。あまり自分と年齢の変わらない女の子が、こんな歌を歌って、こんな演技をするなんて、と衝撃を受けました。

──『天空のエスカフローネ』という作品自体、エポックメイキングな作品でしたよね。

TRUE そうですね。劇判もオーケストラを使っていて、そちらもすごく衝撃的でした。この時に菅野よう子さんのお名前を知って、擦り切れるまでサントラを聴きました。同時期に『新機動戦記ガンダムW』もやってて『新世紀エヴァンゲリオン』が始まって、また衝撃を受けて(笑)。思春期にそういう作品に触れたという経験は、後の人生に大きな影響を与えました。

──ロボットアニメがお好きなんですか?

TRUE はい。特に『ガンダム』シリーズは全部好きだし、『蒼穹のファフナー』や『コードギアス』シリーズ、『創聖のアクエリオン』シリーズも好きです。でも、ほかのジャンルのアニメも好きで、今は毎クール一通りチェックしていますね。

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