「こういう酷なこと聞くのやめようよ…」スピリッツの残酷な質問に一部作家らが涙

140_spirits.jpg「ビッグコミックスピリッツ」(小学館/2014年11号)

「おたぽる」の読者の9割は「オタク向けサイトならチョコの話題を見なくてすむはず」と思ってアクセスしているわけだが(脳内調べ)、世の中は容赦なくバレンタイン。デパ地下はもちろん、独り者の憩いの場であるコンビニでも否応なしにフェアを展開してくる。ここが地獄か。

 そんな中、現在発売中の「ビッグコミックスピリッツ」(小学館)2014年11号で、“禁断の質問”がなされており、「これはひどい」とちょっとした話題になっている。その記事とは、巻末の目次にある、連載作家への一言Q&Aコーナー。今週は「『これぞ!』というバレンタインデーの思い出を教えてください」という質問なのだ。

 この質問、マンガ関係のライターとして知られる新保信長氏がツイッターで「漫画家にこの質問はないだろう」と紹介。ベテラン作家・星里もちる氏も「スピリッツの目次見た。これは酷い、編集部本当に酷い。」とコメントするなど、さまざざまな作家が質問を見ただけで涙していた。

 実際、この質問に対するスピリッツ作家の答えも「フラれ話ばっかり」(『気まぐれコンセプト』ホイチョイ・プロ氏)、「あるかっ!!」(『四月八日のまえがきに』松井信介氏)、「こういう酷なこと聞くのやめようよ…」(『東伍郎とまろすけ』長月キュー氏)、「思い出がなさ過ぎる」(『オケラのつばさ』のりつけ雅春氏)、「死んじゃいたくなるので、そんなこと聞いちゃダメじゃないですか。」(『あさひなぐ』こざき亜衣氏)など、逆の意味で「これぞバレンタイン」というものが並んでおり、思わず共感の嵐だ。

 マンガ家の近藤ようこ氏が、これについてツイッターで「漫画家ってそんなにもてないの?(私の場合は自己責任で)」とコメントしているように、個人的には「マンガ家がモテない」とは思っていないが、とりあえず筆者を含む、今年もチョコに縁のない人は、スピリッツを買って作家陣と共に泣くのがオススメだ。
(文/小林聖)

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