【詳報付き】写実的な少女イラストは児童ポルノか? CG児童ポルノ裁判・第二回公判で問われた定義

【CG児童ポルノ裁判・第二回公判 詳報】

※録音・録画禁止のため、取材時のメモ書きなどをもとに作成しております。一部不明確な箇所がある場合がございます。ご了承ください。

 12時半頃より、三々五々傍聴を待つ行列ができる。前回に比べて傍聴希望者は少なめ。おおよそ20名ほどで、空席も目立つ。

 13時すぎ、西山裁判官が入廷し開廷。裁判官より、進行について確認の後に審理が始まる。

 証人の横谷進氏が入廷。宣誓が行われる。証人は、少し緊張しているように見える。

検察官「まず、証人は現在国立医療成育センターの副院長と生体防御系の内科部長を務め、加えて小児内分泌学会の理事を務めておられるということでよろしいでしょうか」

証人「はい」

検察官「経歴が長いので、予め国立医療成育センターのホームページ記載のものを示しておきます」

 検察官が書類を取り出して、証人席横に設置された書見台に置く。書見台に示した資料は、裁判官・検察官・弁護人・証人席のそれぞれモニターに表示される仕組みだ。傍聴人席からは見えない。検察官も操作になれていないのか、弁護人席から表示が切れていると指摘され、位置を調整する。

検察官「この内容に間違いはないでしょうか」

証人「はい」

検察官「専門分野に小児内分泌学というものがありますが、これは?」

証人「先に内分泌学について説明しますと、身体の中のホルモンを中心とした分泌系を扱う学問です。つまり、小児の身体におけるホルモンについての分泌を臨床、研究する学問です。身体の発達の基盤を説明できるのが内分泌学であり、身体の発達の評価は私たちが専門としているところです」

検察官「これまで、この画像とかを見て18歳未満の児童かどうかを鑑定したことは?」

証人「年に1、2件。平成22年くらいからです」

検察官「その方法については?」

 証人から、鑑定方法についてのタナー法の説明が始まる。

証人「タナー法というのは、18歳未満かどうかを説明するための方法ではありませんが、発達の段階に至ると何度という形で示されます。集団での日本人がわかっていれば、何度であれば何歳ぐらいかというのがわかります」

検察官「何度かを特定するとすぐに何歳かと、年齢が出てくるものなのでしょうか?」

証人「日本人でタナー何度になるのは、何歳くらいかという研究はいくつかあります。そのうち、最近の信頼できるものを使えば、推測ができます」

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