「2014年は恥じらいを捨てたい！」『凪のあすから』で歌うRayが語る、“これまで”と“これから”！

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■曲と歌詞の化学反応が起きたニューシングル

──カップリング曲「a-ha…！」は、タイトル曲とは真逆なテイストのポップチューンですね。元気いっぱいというか……若さ全開という感じで（笑）。

Ray　レコーディングも苦労はありつつも楽しくできました（笑）。歌ってる間もすごく楽しく主人公になりきれました。

──サビの譜割がキャッチーで面白いですね。

Ray　ここはRayの曲の中でずば抜けて高いキーが続く箇所なので、歌うのに苦労しました。レコーディングの時も、何回も歌っていくうちにだんだんバテてきたんですが、不思議と一回スイッチが入るとその後は何回も歌えるようになったんです。たぶん最後の収録が一番良かったような気がします。途中で何かが振り切れちゃったのかもしれません（笑）。

──「1万回生まれ変わるチャンスがきても私がイイ」や「今がサイコー」など、自分を全肯定しているポジティブな歌詞が飛び交っていますね。前向きな歌詞の曲が多いRayさんの楽曲の中でも、とりわけ前向きな曲だと思います。

Ray　そうなんです。「a-ha…！」は全力で自分を推している曲なので、歌っている自分も元気が出てきます。この曲を作る前に、作詞を担当してくださった三重野瞳さんにお会いしたんですが、その時に「Rayちゃんらしい歌詞を書くね」と言っていただけたんですが、本当に歌ってて楽しいんです。まさに三重野さんワールドって感じです！

──インパクトの大きな歌詞もたくさん飛び出してきます。

Ray　「ジェネレーションギャップ」を「ジェネギャ」って言ったり、「グルグルぽい！」とかですね。ここはライブで歌うと、見てくださる皆さんも楽しんでもらえるんじゃないでしょうか。サイリュームとか、思い切りグルグル回してほしいですね。最初、メロディだけの曲をいただいて、これはすごくかっこいい曲になると思っていたんです。でも三重野さんの歌詞を組み合わせた時にすごい化学反応が起こって、とっても面白い曲になりましたね。

──「ebb and flow」は歌詞と楽曲が融合することでより美しい世界観を描き、「a-ha…！」は逆方向の歌詞と楽曲の相乗効果で最高にキャッチーな楽曲に仕上がったという風に、今回の収録曲は、どちらも歌詞と曲が化学反応を起こした楽曲、という印象があります。

Ray　まさにそうなんです。歌詞を書く時ってメロディが先行して、後から詞を乗せるというパターンが多いような気がするんですが、曲の雰囲気に流されずに歌詞を作ることが大事なんだなと思いました。私もこれから歌詞を書いて作詞をしていきたいと思っているので、今回はとても勉強になりました。

──そして3曲目はすでに発表されている『凪のあすから』イメージソング「凪-nagi-」が再収録されています。この曲は、昨年発売された1stアルバム『RAYVE』にも収録されている曲ですが、『凪のあすから』関連曲としては一番最初に発表された楽曲ですね。

Ray　アニメ放送開始の1年くらい前に発表した曲なので、かなり古い曲になります。この曲をレコーディングした時はまだアニメの詳細は全然わからなくて、PVを見たり川田まみさんの歌詞でイメージを膨らませて歌ったわけですが、今改めて聞くと前期OPテーマの「lull」と今回の「ebb and flow」はアニメのストーリー展開に沿った楽曲になっているのに対して、「凪-nagi-」は『凪のあすから』という作品の切ない面や楽しい面など、色々な要素が含まれている気がするんです。やっぱり『凪のあすから』のイメージソングはこの曲なんです。そして、レコーディングしてから1年半くらいずっと温めてきた曲なので、私の中ですごい大切な曲にもなっています。一番はやはりデビュー曲の「sign」なんですが、それと同じくらい大切な曲になりました。

 
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