「2014年は恥じらいを捨てたい!」『凪のあすから』で歌うRayが語る、“これまで”と“これから”!

■かつてないほど感情が高ぶったレコーディング

──1コーラス目にモノローグが挿入されますが、毎回ここでドキッとさせられます。ここはどういう気持ちで収録しましたか?

Ray ここはこの曲の中で一番苦労した部分なんです。今までもモノローグが入った曲を歌うことはあったのですが、タイアップ曲ではなかったので、私自身が主人公という曲だったんです。でも今回は『凪のあすから』の主題歌ということで、語るのは私なんですけど美海ちゃんの抱える複雑な感情や悩みをどう表現できるか、ということを考えながら収録しました。

──このモノローグは、Rayさんが美海を演じた、というイメージですね。

Ray はい。今までほかの誰かの気持ちになって歌うことってなかったんですが、今回は本当に私がこの立場になったらどう思うだろう、と考えながらレコーディングしました。

──個人的には落ちサビから「ねぇ」にかけての無音のパートにグッときました。Rayさんの感情も心なしか、高ぶっているようにも聴こえるのですが……。

Ray そうなんです! 今回のレコーディングでは何回も苦しくなったり感情が高まって切なくなったりもしていたんですけど、一番泣きそうになったのはここですね。音がなくなる分、余計に想像力を掻き立てられるんです。普段から色々と考えながら歌っているんですが、ここは特に感情が湧き出てきました。ライブではけっこう感情が高ぶることがあるんですけど、レコーディングでここまでというのは初めてだと思います。

──歌い方もここからそっと語りかけるような雰囲気になりますね。

Ray 2コーラス目まではわりと主人公の心の中を歌ってるんですけど、落ちサビは「相手に向けて」という意志が強いと思ったので、歌い方とか歌っている時の表情を意識して歌うようにしました。

──表情ですか?

Ray 歌っている時の表情でも声色って変わってくると思うので、表情は特に意識しました。けっこう表情って声に出るんです。楽しければ楽しそうに。嬉しい時は嬉しそうに、悲しい時は悲しい表情で歌うっていうことをいつも意識しています。

──ライブで歌う時はみんな表情に注目ですね。

Ray そうですね(笑)。私自身、今後どんなステージで歌うのかワクワクしています。「ebb and flow」は私にとっても挑戦のシングルなんです。普段は踊って歌って、みんなでワイワイっていうステージをやってるんですけど、しっかりとバラードを聴いてもらうという機会がなかったので、どんなステージになるのかすごく緊張もしています。

──MVでは海沿いを歩くRayさんと海底で歌うRayさんが登場しますが、どういうストーリーの映像作品になっているのでしょうか?

Ray ジャケットにもなっている海底に佇んでいる女の子は地上の生活に憧れている、というストーリーのMVになっています。だから2人は同一人物なんです。歌詞ともところどころリンクするので、そこも見ていただけると嬉しいです。

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