まいんちゃんが大抜擢!ももクロ、しょこたん、モモーイも参戦の『セーラームーン』トリビュート

1401_sailormoon.jpg「美少女戦士セーラームーン THE 20TH ANNIVERSARY MEMORIAL TRIBUTE」特設サイトより。

 1992年にマンガ連載とアニメ放送がスタートし、実写版やミュージカルなど、さまざまなメディアミックス展開を行ってきた『美少女戦士セーラームーン』。2012年には20周年を記念したアニバーサリープロジェクトが発足し、2014年7月には新作アニメの配信も決定しているなど、20年以上を経ても、なおファンの心をつかみ続けている作品である。

 その『セーラームーン』の主題歌、挿入歌をさまざまなアーティストがカバーしたトリビュートアルバム『美少女戦士セーラームーン THE 20TH ANNIVERSARY MEMORIAL TRIBUTE』が本日1月29日にリリースされた。

 このアルバムの特筆すべき点は、なんといっても参加アーティストの豪華さとバラエティ感だ。

 1曲目「ムーンライト伝説」と7曲目「タキシード・ミラージュ」を担当するのは、新作『セーラームーン』でも主題歌を担当するももいろクローバーZ。『セーラームーン』を代表する曲「ムーンライト伝説」を、原曲と聴き比べてもまるで違和感なく歌いこなしてみせた。この組み合わせに異を唱える人はいないんじゃないかと思うほどの出来栄えとフィット感だ。

 2曲目「HEART MOVING」を歌うのは、アニソンのカバー曲に定評のある“しょこたん”こと中川翔子。本人も思い入れのあるというこの曲でも、しょこたんらしい伸びやかな歌声を披露し、楽曲を自分のものとして歌い上げるセンスはさすがである。ちなみに編曲はT.M.Revolutionのプロデューサーとしても知られる朝倉大介と、こちらも注目。

 そして、3曲目はこのアルバムの隠れた目玉といってもいいだろう、『クッキンアイドル アイ!マイ!まいん!』の“まいんちゃん”こと福原遥による「プリンセス・ムーン」だ。そうそうたるアーティストのなかにあって、福原は大抜擢と言えるだろう。やや不安定な音程は否めないものの、小西康陽の編曲によって、初々しい楽曲に生まれ変わった。

 ほか、やくしまるえつこによるヴォッサ調のアレンジが秀逸な「乙女のポリシー」、後藤まりこ×アヴちゃん(女王蜂)による掛け合いも見事にハマった「愛の戦士」、“モモーイ”こと桃井はるこが見事に歌い上げた「“らしく”いきましょ」、「キャンディキャンディ」などで知られるアニメソングの女王・堀江美都子がその貫禄を見せつけた「セーラースターソング」、アニメ『るろうに剣心-明治剣客浪漫譚-』の主題歌「1/2」でもお馴染みの川本真琴による「風も空もきっと…」など、捨て曲なしの全10曲(+ボーナストラック1曲)。

 どの曲も原曲の世界観はそのままに、アーティストによる歌唱や編曲によって、新たな曲に生まれ変わっている。アニメ放送当時の懐かしい思い出とともに、楽曲が持つ懐の深さや、音楽的なクオリティの高さに気づかされることになるだろう。
(文/高橋ダイスケ)

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美少女戦士セーラームーン THE 20TH ANNIVERSARY MEMORIAL TRIBUTE
レーベル: キングレコード
価格:3000円
特設サイト:http://sailormoon.tributealbum.jp/

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