新鋭声優M・A・Oがガチオタっぷりを告白!!「好きなキャラの誕生日は必ず祝うんです!」

2014.01.30

(写真/細居幸次郎)

 近頃アニメのキャスト欄で度々目にする「M・A・O」という少し変わった名前の声優を、皆さんはご存じでしょうか? このM・A・Oちゃん、実は知る人ぞ知る“ハイブリッド声優”。声優としてはM・A・O名義で活動し、女優として、またタレントとしては市道真央名義で活躍している、とってもキュートな女の子なんです。

「あれ? どこかで見かけたことあるな」と思った方も多いはず。市道真央ちゃんは「週刊少年ジャンプ」(集英社)の読者投稿コーナー「ジャン魂G!」やテレビ東京系『サキよみジャンBANG!』にも登場しているので、「ジャンプ」愛読者にも馴染み深い存在なんですよ。さらに、『海賊戦隊ゴーカイジャー』ではゴーカイイエロー(ルカ・ミルフィ)を熱演していたので、特撮ファンにも知られた存在。1月25日に公開された話題の映画『ヌイグルマーZ』にもヒロインとして出演しています!

 M・A・O名義では『帰宅部活動記録』でのあざらし、現在放送中の『サムライフラメンコ』では、アイドルグループ「ミネラル★ミラクル★ミューズ」メンバーの三澤瑞希(フラメンコルビー)などを演じてきた彼女。1月からはテレビアニメ『世界征服~謀略のズヴィズダー~』と『Z/X IGNITION』に、どちらも重要キャラクター役として出演し、M・A・Oちゃんの名前を見かける機会がぐっと増えました。

 そんなM・A・Oちゃん、実は根っからのオタク女子。オタクとしてのM・A・Oちゃんの素顔も見せてくれたロングインタビューをお届けします!

──最近本当に、声優として大活躍中ですね!

M・A・O  おかげさまで……! 今の自分を中高時代の自分が見たら、びっくりすると思います!

──昔から声優さんには憧れが?

M・A・O  はい! 本当に中学生のときからマンガやアニメが大好きだったので。

──『サムライフラメンコ』では“ミネミラ”としてEDも歌われて。

M・A・O  そうなんです。先日シングルとしても発売させていただいて……。放送でEDが流れるたびに「うわあ~!」って感動しています(笑)。

──2クール目に突入した『サムライフラメンコ』ですが、これからどんな展開に?

M・A・O  実は私たちキャスト陣も、話の展開に関しては、ほとんど教えてもらえないんですよ。「先のストーリーを知らないほうが楽しいでしょ」っていう監督の方針で。たまに監督が説明の中でこぼすネタバレみたいなので「えっ!?」ってなるんです(笑)。

──キャスト陣も驚きの展開が待ち受けているんですね(笑)。続いて、1月新番組の『世界征服~謀略のズヴィズダー~』について。M・A・Oさんが演じている駒鳥蓮華は、どんな役どころですか?

M・A・O 駒鳥蓮華ちゃんはどこにでもいるような普通の女の子で、誰にでも声をかけてあげる優しい子です。でも実は蓮華ちゃんには秘密がありそうで……! これは見てのお楽しみです! 彼女、とってもドジっ子でかわいいんですよ。

──M・A・Oさんもドジっ子の雰囲気を醸し出していますもんね(笑)。

M・A・O  えっ、そんなことないですよ! そんなことないと思いたいです! でも蓮華ちゃんを演じていて、「そういうことあるよ、わかるよ」って思うこともたまにありますね(笑)。

──では、『Z/X IGNITION』で演じているフィエリテについても教えてください。

M・A・O  こちらは天使の役で、とっても言葉遣いが丁寧な、お姫様のようなキャラクターです。人間世界のことをあまり知らなくて、ご飯を食べたりお風呂に入ったり、いろいろなことを体験しながら人間世界にハマっていくんです。お風呂にすっかりハマってしまって「よいのです」なんて言っている姿がかわいいんですよ。

■キャラの誕生日をひとりでお祝い! M・A・Oちゃんのガチオタな素顔

 

(写真/細居幸次郎)

──大のオタクだというM・A・Oさんですが、普段はどんなオタク活動を?

M・A・O  まず、好きなキャラクターの誕生日は必ず祝います! 去年は『ONE PIECE』のマルコ、『銀魂』の銀さん、『家庭教師ヒットマンREBORN!』のXANXUS(ザンザス)などの誕生日を祝いましたね。マルコもXANXUSも10月で……なんか10月が多くて大変です(笑)。好きなキャラの誕生日が公式に発表されていない場合は、「早く情報出て!」ってやきもきしちゃいます。

──どんなふうにお祝いするんですか?

M・A・O  自分の好きなケーキを買ってきて、家でひとりでお祝いします(笑)。

──『ONE PIECE』のマルコの誕生日もお祝いするとおっしゃっていましたが、マルコ好きってなかなか珍しいですよね。どこがお好きなんですか?

M・A・O  貫禄があるところと、器が大きいところが好きですね! なんといっても白ひげの右腕ですから。あの髪型が似合うところと“不死鳥”ってところもかっこいいです!

──マルコへの愛が伝わってきます(笑)。キャラの誕生日を祝う以外は、どんなオタク活動を?

M・A・O  よく妄想します。買い物に行ってるときなんかに、「あのキャラだったらこういう買い物するとき、こうするだろうなぁ」とか、「お嬢様キャラのあの子は小銭持ってなさそうだなぁ」とか。

──日常生活の中でオタクを楽しんでいるんですね。

M・A・O  ほかにも、テレビで洋画を見ていて、吹き替えしている声優さんを当てるゲームをひとりでやったりします。

──オタク女子と聞いてふと思ったんですが、BLは読まないんですか?

M・A・O  まだ踏み込んでないんです。でも、高校時代に「あっち系もウマウマだよ」っていう友達もいたので、知識はあったりなかったり(笑)。

──じゃあ、結構オタク友達は多いほう?

M・A・O  地元には多いですね。高校では、休み時間にずっとオタク話をしていました。今でもその子たちがこっち(東京)に遊びに来てくれたときは一緒に遊びますよ。最近すごく盛り上がったのが、オタクの友達と喫茶店でフォンダン・ショコラを頼んだとき。ちょうど『黒子のバスケ』の話をしていて、運ばれてきたフォンダン・ショコラが黒くって「青峰くんじゃない!? この色!」ってはしゃいじゃいました!

──何からでも妄想できてしまうのがオタク女子ですもんね(笑)。でも、自分が声優さんになってしまうと、アニメもお仕事目線で見てしまいませんか?

M・A・O  そういうこともあります。なので、お仕事目線で見ちゃったって思ったときはもう1回見直して、ファン目線で「キャー!」ってなってます。もしくは、1回目に「キャー!」って見て、2回目にシーンとして真剣に見ます。

■声優の現場では意外な事実にびっくり!

 

(写真/細居幸次郎)

──最近は本格的に声優として活動していますが、声優の現場で初めて知ったことってありますか?

M・A・O  意外だったのは、皆さんアフレコの時、結構マイクの前で動いているんです。ぐっと力を入れたり、身ぶり手ぶりをしたり。あと、アフレコ現場ってシーンとしているのでたまに自分のおなかが鳴っちゃってすごく恥ずかしいんですが、最近仲良くなった声優さんも結構おなかが鳴っていたので、「そういうものなのかな?」って思うようになりました(笑)。

──こっそり鳴らしているわけですね(笑)。では、M・A・Oさんにとって憧れの声優さんはいらっしゃいますか?


M・A・O  かっこいい声もできればかわいい声もできる、演技の幅が広い声優さんに憧れます。あとは、アニメを見ていて「この声かわいいなぁ」って思ったキャラが、同じ声優さんだったりすることが多くて、「やっぱりあなたでしたか!!」って思って、なんだかうれしくなります(笑)。

──M・A・Oさんもあざらしやアイドルなど、いろいろな役を演じていますよね。これから演じてみたい役ってありますか?

M・A・O  幅広く、いろいろな役に挑戦したいですね。あざらしみたいに、人間以外でもいいので!(笑)

──では、今後も声優としてさまざまな挑戦をしていくM・A・Oさんから、「おたぽる」読者に向けてメッセージをお願いします!

M・A・O 「好きなものは上手になれる!」と信じて、これからもがんばっていろいろ勉強していきたいと思います。先ほど私が言ったみたいに、「この声、M・A・Oだったのか!」って思ってもらえるようになっていけたらいいな。オタクの同志様からの「私も誕生日祝ってる!」みたいな情報もお待ちしています!
(構成/福島槙子)

■M・A・O
1992年2月1日、大阪府生まれ。女優・市道真央の声優活動の際の名義。11年に『海賊戦隊ゴーカイジャー』(テレビ朝日系)のルカ・ミルフィ/ゴーカイイエロー役で女優としてデビュー。『サキよみジャンBANG!』(テレビ東京系)、『MANPA』(読売テレビ)などにレギュラー出演中。1月25日公開の映画『ヌイグルマーZ』ではヒロイン・鮎川響子役を演じている。M・A・Oとしては、テレビアニメ『サムライフラメンコ』三澤瑞希役、『Z/X IGNITION』フィエリテ役、『世界征服~謀略のズヴィズダー~』駒鳥蓮華役、『ノラガミ』歩喩役として出演中。
公式ブログ〈http://ameblo.jp/ichimichi-mao/

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