1月23日に放送された『アメトーーク』は、現在も「花とゆめ」で連載中のマンガ“『ガラスの仮面』芸人”が登場。『ガラスの仮面』といえば、美内すずえによる少女マンガの金字塔的作品だ。
北島マヤに扮した光浦靖子をはじめ、それぞれ“マヤ扮するビアンカ”を鈴木砂羽、一ツ星学園演劇部部長を土田晃之、姫川亜弓を大久保佳代子、人形役を演じたマヤを、お笑いコンビ2丁拳銃・川谷修士の妻で放送作家の野々村友紀子、作中劇『たけくらべ』出演時の亜弓をケンドーコバヤシ、月影千草を前田健らがコスプレして出演した。
トークは、『ガラスの仮面』が連載開始から38年が経過してもまだ完結していない「マンガ界のサグラダ・ファミリア」であり、「(少女マンガ界の)『あしたのジョー』『巨人の星』」という点からスタート。続いて、マヤが舞台上で嫌がらせですりかえられた泥まんじゅうを役になりきって食べるシーンや、体育館で女海賊ビアンカを演じた際に跳び箱の一番上の段をゴンドラに見立てたシーンといった名場面を紹介した。
そして、『ガラスの仮面』といえばやっぱりこれだと言わんばかりに、光浦が「良いシーンはみんな白目。亜弓が怒っても、見つめ合っても、振り返っても、『やったー!』って喜んでも白目。喜怒哀楽、全部白目!」と力説。
それを受けて、鈴木は「お腹がすいた白目」、野々村が「本屋の立ち読みの白目」、土田が「一ツ星学園演劇部部長はずっと白目。逆に驚くと黒目が出てくる」……など、各人が“白目の名場面”を次々にフリップで解説し始める。ちなみに、番組スタッフがこれまで発刊されている単行本全49巻に登場する白目を数えたところ、合計1300回だったという。
そのほか、速水真澄の「愛しているだと…? 11も年下のあの少女のことを。オレとあろう者が」という定番のセリフや、動揺したときの定番のリアクション、冷凍庫に入ったマヤと亜弓が体を温めるために始めたおしくらまんじゅう、……など、さまざまな名シーンを次々に紹介。出演者たちが『ガラスの仮面』にかける思いの丈を語っていた。
あらゆるシチュエーションで白目を使い分ける描写、マヤの無自覚な小悪魔っぷり、セリフ回しなど、“美内イズム”のなんたるかを凝縮した“『ガラスの仮面』芸人”。これまでも同番組では、『機動戦士ガンダム』や『ジョジョの奇妙な冒険』、『新世紀エヴァンゲリオン』といったアニメやマンガを取り上げており、作品のファン以外にもその魅力を“面白おかしく”伝えてきた。今回の放送が、すでに国民的知名度を誇る『ガラスの仮面』人気再燃の一助となることを期待したい。
(文/高橋ダイスケ)
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