監督がツイッターで「助けて」!!『Wake Up, Girls!』肝心の本編の評価は？

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――毎日、何本ものアニメが目まぐるしく放送されている現代日本。これだけ放送本数が多いと、見るのだって一苦労……。そんな悩める現代オタクのため、「おたぽる」がオリジナル作品を中心にテレビアニメ・レビュー！　これさえ読めば、気になるあのアニメのあらすじから評判までがまるわかり!!※本文中には“ネタバレ”が含まれていますので、ご注意ください。

■『Wake Up, Girls!』
第2話「ステージを踏む少女たち」

『Wake Up, Girls!』公式HPより。

【今週の極私的見どころ！】
「うー！　にゃー！」とメイド喫茶のステージで「太陽曰く燃えよカオス」（テレビアニメ『這いよれ！ニャル子さん』OP）を歌う岡本未夕（CV:高木美佑）ちゃん。素人っぽさがリアルでカワイイ！　このパロディで真っ先に思い出したのは、ニャル子さん役・阿澄佳奈さんのご結婚の話題。『WUG!』には関係ないけど、おめでとうございます!!!　
　
【今週のおすすめ度】
★★★☆☆
（前回のあらすじはこちら）

　マネージャー・松田（CV:浅沼晋太郎）が連れてきた須藤（CV:中尾隆聖）という胡散臭いプロデューサー（しかもフリーザ声）が持ってきたのは、7人分の真っ白なビキニ！　唖然とする松田と「Wake Up, Girls!」（通称：WUG!／ワグ）のメンバー達。そして早速仕事に向かうことに……。嫌な予感は的中！　到着した先は健康ランドの宴会場。ここで水着を着て歌えと言うのです。釈然としないメンバーたちでしたが、「引き受けた以上、やろうよ」という島田真夢（CV:吉岡茉祐）の一言もあり、オヤジばかりの宴会場で「タチアガレ！」を披露。メンバーの水着からはみ出したおしりのお肉と、それを見るオヤジたちのスケベな表情がリアルすぎませんか!?

　でもこれは違う気がする……。そう思った松田は須藤に抗議するも、「覚悟を決めなきゃ売れないでしょ！」と、あっさり言い負かされてしまいます。

　その後、水着撮影会や宴会の手伝い、果ては王様ゲームまでさせられることになったメンバー達。客とキスすることを強要された未夕はこの状況に耐えられなくなり、ついにその場を飛び出してしまうのでした……。

　未夕がいなくなってしまい動揺するメンバーと松田の前に、蒸発してしまったはずの事務所の社長・丹下順子（CV:日高のり子）が突然の登場！　須藤をボコボコにして「なにやってんのよ！」と松田に喝を入れる姿が、やっぱり頼りになるなぁと思ってしまいます。いや、蒸発するのはもちろん最低だけど、松田ももうちょっとしっかりして……。
　
　後日、メンバーたちは未夕を探すため、彼女が以前勤めていたメイド喫茶へ。案の定、未夕はそこに戻って働いていました。しかしそこでメイド喫茶の客たちも「WUG!」に期待していることを知った未夕。温かい言葉に励まされた未夕は「WUG!」に戻ることを決意したのでした。しかし相変わらず、モブキャラのほうが描き分けできてるって、なんなんでしょうか（笑）。
　
　7人揃ったメンバーに舞い降りてきたのは、丹下社長が持ってきた地方のテレビ番組『4時ですよ～んだ！』のレギュラー。これはちゃんとした仕事の予感……!?
　

「このドロドロした気持ち、どうすれば……」そんな視聴者の悲痛な叫びも聞こえた第2話。はい、前半は筆者もそんな思いでいっぱいでした。しかし「どん底に落としてから上げる展開、嫌いじゃない」「1話よりマシ」との声もあるように、後半はストーリーの軸がやや見えはじめ、動き出した印象はありました。依然としてキャラの見分けがつかない、名前が覚えられないという視聴者が多いようですが、今週の未夕回のようにキャラそれぞれにスポットを当てた話が続けば覚えられそうですね。あとは国民的アイドルグループ「I-1クラブ」のメンバーがどのようにストーリーに絡んでいくのかも、気になります。
　
　数日前に山本寛監督（ヤマカン）がツイッターで「『Wake Up, Girls!』に興味のあるアニメーターさん、助けてください」と懇願ツイートをしたことでも話題の本作。そこまで追い詰められているという事実を知って筆者も驚愕しました。　第2話でもOPは前回のまま（映画カット使い回し）だったし、作画の崩れも相変わらず。やっぱり映画と同時公開は無茶だったのか!?　今後どうなる!?　ヤマカン＆スタッフさん、がんばって……！
（文／ロペ子）