同人誌即売会「コミックシティ」で手荷物確認を実施!『黒バス』事件の思わぬ余波

1401_comiccity.jpg赤ブーブー通信社の公式サイト内「COMIC CITY 大阪97」開催情報ページより。

 犯人が逮捕されたのに、どういう理屈なのか? 昨年、犯人の逮捕を受けて即売会も復活しつつある『黒子のバスケ』脅迫事件。ところが、12日にインテックス大阪で開催される同人誌即売会「COMIC CITY 大阪97」では、管轄の住之江警察署からの要請により、手荷物確認などの警戒強化が実施されることが、明らかになった。

 イベントを主催する赤ブーブー通信社のサイトによれば、警戒強化は『黒子のバスケ』を扱う一部の区画のみにおいて実施。サークルと一般参加者の手荷物確認(不審物確認)と監視(カメラ)体制を強化するとされている。

 赤ブーブー通信社への取材によれば、この対応は年末に開かれた、同社と会場・警察との三者会議で決められたもの。

「住之江署としては、模倣犯か単独犯か確定していないので……というのが理由だそうです」(同社担当者)

 取材に応じた担当者によれば、「現場の警察官は理解があるが、上のほうの意向が働いているようだ」とも話す。同社は、まだ犯人が逮捕される以前の昨年5月、同じくインテックス大阪で開催予定だった「COMIC CITY 大阪 94」で住之江署から、実現が不可能なレベルの警備強化を求められ、『黒子のバスケ』スペースのサークル参加見合わせを決定したこともある(記事参照)。

 さらに不思議なのは、前回は同社と住之江署の間で協議が行われたのに対して、今回は会場側との協議で警備強化が決められたことだ。形式上は三者会議で決定されたが、それ以前に会場と警察は警備強化で一致していたというのだ。

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