腐女子ライターの「もう世の中BLにしか見えない!」第6回

小野田の“サークルクラッシャー”的女子力の高さに翻弄される『弱虫ペダル』

──アニメ見ても、少年マンガを読んでも、海外ドラマを見ても! 「もう世の中全部がBLにしか見えない」腐女子ライターによる、腐女子のための、コンテンツの“愛し方”。

140105_bl.jpgテレビアニメ『弱虫ペダル』公式HPより。

 1年以上前から『弱虫ペダル』がやばいとは聞いていました。アニメ化される前からK-BOOKSに特設コーナーはできてるし、オンリーイベントもバンバン開催されてるし。どんハマりしている腐女子仲間は、10分に1回「巻ちゃん……!」と嗚咽してしまい、社会生活に支障をきたしているようでした。萌えすぎて泣く人間、初めて見た……!と戦慄したのを覚えています。

 でも、マンガは巻数出ちゃってるし……と尻込みしている間にアニメ化。ひとりの人間を社会的に不能に追い込むマンガってどんなもんじゃいと毎週見ていて、確信しました。

「これはおかしくなる……!」と。

【小野田のサークルクラッシャー的女子力の高さ】
 千葉県立総北高等学校の新入生である小野田坂道はオタク少年。秋葉までママチャリで通い、斜度20度を超える高校へもチャリ通。その脅威のペダリングをロードレーサーである同級生の今泉俊輔に見込まれ、自転車競技部に入部し、汗を流す青春ストーリー。

 王道スポ根な骨太ストーリーもさることながら、主人公である小野田坂道はとんでもない萌えキャラなのに注目してほしい。一途でがんばり屋で、ちょっと天然で……。女として実在したら、確実にサークルクラッシャーになったであろう女子力の高さとフラグの立てっぷり。

 特に私が「小野田に恋してんじゃん……」と認定したのは、小野田の才能を見い出した今泉俊輔。その恋は2話から始まっている(私の中では)。だって、いきなり小野田に勝負を持ちかけるほど気にして、「勝ったほうの言うことを聞く」なんて条件を出すなんて……あっ(察し)。そしてそれ以降も、小野田に振り回されながらもちゃんと付き合う今泉のかわいさに、恋の芽生えを感じること間違いなし。

【唯一自分を褒める小野田に心を開く巻島】
 そして、腐女子仲間がうわごとのように言っていた“巻ちゃん”こと巻島裕介とも小野田はフラグを立てている。巻島は自転車競技部の先輩で、小野田と同じクライマー。周囲からキモいと言われるダンシングを、小野田だけは「かっこいい!」と褒めちぎり、それ以降、巻島は小野田と打ち解けようと努力しはじめる……。小野田の女子力パネェ。

 このように、小野田を中心にしただけでも恋のフラグがビンビンに立ってる『弱虫ペダル』。物語の進みが遅いので、新キャラはまだあまり登場していないが、これから他校のキャラクターが参加しはじめたらどうなってしまうのだろうか……。3クールという長丁場で、この恋の相関図を見せられたら私もおかしくなってしまうかもしれない。
(にほちん)

小野田の“サークルクラッシャー”的女子力の高さに翻弄される『弱虫ペダル』のページです。おたぽるは、人気連載漫画マンガ&ラノベの最新ニュースをファンにいち早くお届けします。オタクに“なるほど”面白いおたぽる!

- -

人気記事ランキング

XLサイズ……
XLサイズって想像できないだけど!!