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河野マリナが語る、アニソン制作現場で感じた愛「アニソンは“キング・オブ・ミュージック”」

編集部

2014.01.02

──デビュー後、憧れていたアニソン業界に実際入ってみて、想像と違ったところはありましたか？

河野　思っていたより温かい世界だと感じています。河野マリナチームの方々が、“河野マリナ”という存在を大切にしてくださっていることにすごく感動して、こんなことは想像できていなかったです。

──では、すごく厳しい世界を想像されていた？

河野　そうですね、もっと無機質な面が多いのかなと思っていたところはありました。ちゃんと私自身の成長を見てくれて、「まだ未熟だからスタートは切れない」とか、「GOサイン出せない」とか、「今はきっと大丈夫」って信じてくれたりとか、すごく体温のある現場だったんです。

──ちゃんと河野さん自身を見てくれている、と。そんな河野さんの希望がかなって、アニソンを歌うことが多いですが、アニメのタイアップ曲を歌う時に気をつけていることはありますか？

河野　まずはちゃんとそのアニメを心から「大好き」と思うことは守り抜こうと思っています。レコーディングの時も、例えば「その声を覚えてる」だったら、歌詞カードに真宵ちゃん（『化物語』八九寺真宵）の絵を自分で描いて、ピンチになったときは真宵ちゃんを見て、思いを馳せて、心を整えるみたいなことをしています。

──最近は“アニソンアーティスト”と呼ばれるアニソンを中心に歌うアーティストが増えてきたように思います。そういう状況について河野さんご自身はどう思いますか？

河野　ただただ、アニソンがパワフルに勢力を増していることがすごいなと思っています。さすが“キング・オブ・ミュージック”です。

──確かに！　では最後に、今後の活動予定とファンの方へのメッセージをお願いします。

河野　まずは2014年のワンマンライブ「インパ―フェクト・ブルー＋S」を最高にいいものにしたいです。「First Touch」のドラマチックな表情を、ライブという体温を感じられる場所、生の音と生の歌を届けられる場所で、もっともっと立体的に届けられたらいいなって思っています！　そこを出発点にして、2014年もたくさんライブをして、自分なりの届け方で皆さんに歌を届けられるようにがんばりたいですね。2014年もよろしくお願いします！
（取材・文／福島槙子）

■河野マリナ　オフィシャルサイト
http://www.kawanomarina.com/

■1stアルバム「First Touch」