【新春コラム】元日は“初夢マンガ”を読んで幸せになろう!!

1401_dream_nasu.jpg茄子上巻(講談社/黒田硫黄)

――マンガライター・小林聖が選んだ“年始に読みたいマンガ”をご紹介します!

 あけましておめでとうございます! 2014年も始まり、おせち料理を食べたり、年賀状を眺めたりと、ゆっくりとした時間を過ごしている方も多いのではないでしょうか。「おたぽる」の読者的には、コミケで買った薄い本を楽しんでいることでしょう。

 ともあれ、1年の中でゆっくりとした時間の流れるお正月には、それなりに季節感のあるマンガを読みたくなるもの。買ったばかりの薄い本もいいですが、新年最初くらいは、お正月らしさを重視した作品を読んでみるのも悪くありません。

 そこで、お正月といえば初夢。初夢の中で見ると縁起が良いとされるのが「一富士二鷹三茄子」ということで、お正月に読みたい“初夢マンガ”厳選ベスト3をご紹介します!

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■第1位:ドラゴンヘッド(講談社/望月峯太郎)
 まず、「一富士」ということで、富士山といったらやはりこれ、ご存じ、望月先生がカタカナの「ミネタロウ」名義になる前の大ヒット作『ドラゴンヘッド』でしょう。富士山の大噴火で新幹線ごとトンネルのなかに閉じ込められるところから始まるなど、富士山の存在感は抜群。そして、一気に日常から世紀末的な非日常へと突入していくスケールの大きさも、1年の壮大な目標を立てるべきお正月にぴったりです。

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■第2位:ベルセルク(白泉社/三浦建太郎)
 第2位はやはり鷹が出てくるマンガがなくては始まりません。そして、鷹が出てくるマンガといったら『ベルセルク』。鷹の団が出てくる名シリーズ・黄金時代編が最高でしょう。主人公・ガッツたちの青春時代ともいえる章であり、同作屈指の爽やかさが特徴でありながら、同時にラストはマンガ史に残る鬱エンド。血も涙もない、震えるエピソードとなっており、「人生は甘くない」ということを改めて心に刻める1作です。年始の浮かれた気分にカツを入れてくれるという意味でも、お正月向きでしょう。

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