ufotable最新作『魔女っこ姉妹のヨヨとネネ』先行上映会で明かされた制作の裏側

 上映後とあって、ヨヨがなぜ異世界で成長した姿になったのか、タイトルが原作の『のろい屋しまい』から『魔女っこ姉妹のヨヨとネネ』になったことを含めて「呪い」と「魔法」のニュアンスをどう使い分けたのか、といった核心に近い質問も飛び交う。

 話が劇中に登場する「ミニマンモス肉」に及んだ後、話題は音楽に。上映前の舞台挨拶で「60回のリテイクが出た」と言ったのは、じつはヨヨが異世界にやってきて歌う場面で、あの曲で使われているメロディーが全部の曲に入っています、と音楽・椎名豪。

1312_yoyonene4.jpgヨヨ役・諸星すみれ。

「ベースラインや、主メロではなくサブメロであったり。やっていることがヒロイックに感じられるヒロインに対して、平尾さんからのオーダーはキュートにというものだったので、そこはせめぎあいでした」(椎名)

 本格的に歌ったのは初めてというヨヨ役・諸星すみれは、音が上下に飛ぶ難曲を「楽しく歌えました」とポジティヴにこなしたようで、その明るさが映画全編に波及しているのかもしれない。

 上映前の舞台挨拶よりも長く30分間をとったアフタートークもあっという間に終了。帰路の9階ホールには、興奮冷めやらぬ様子で涙腺が緩んだ場面について語り合うファンで溢れていた。

『魔女っこ姉妹のヨヨとネネ』スタッフとキャストは、12月28日からの全国公開に伴い、28日の新宿バルト9、TOHOシネマズ錦糸町を皮切りに怒涛の舞台挨拶ツアーを敢行する。同日には都内から福岡に飛び(!)T・ジョイ博多、T・ジョイリバーウォーク北九州、翌29日には大阪の梅田ブルク7、京都のT・ジョイ京都、愛知のセンチュリーシネマを巡り、30日には関東に戻り神奈川の横浜ブルク13、再び新宿バルト9、そしてコミケ会場付近を襲撃するがごとくお台場のシネマメディアージュに上陸。年の瀬を席巻しそうな話題作にふさわしく、公開前に意気上がる先行上映会となった。
(取材・文/後藤勝)

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