プリンター、クリーチャー、仏像…クリスマスに遊びたい!?“キワモノ系”恋愛ゲームたち

1312_kiwamono_love.jpg画像は左上より時計周りに『恋する!brotherくん』『クリーチャーと恋しよっ! -ここのえこころ-』『仏像これくしょん(仮)』(画像はそれぞれの公式サイトより)。

 人恋しくなる季節。暖房の効いた部屋に籠もって、ディスプレイ内の嫁と仲睦まじく過ごしたい人も多いことだろう。だが2013年は、なぜかゲームクリエイターたちが「できるものならコイツで萌えてみろ!」とばかりに次々と挑戦状を叩きつけてきた年であった。

 直近の話題作は、プリンターやミシンで知られるブラザー工業が12月にリリースした無料ブラウザゲーム『恋する!brotherくん』(参照)。プレイヤーは一人の少女となり、やたら男らしい転校生の“ブラ男”くん(プリンター)と恋愛を楽しめる。普通にクリックしていけば5分ほどでエンディングにたどり着けるショートシナリオながら、印象的な自己紹介、うっかり着替えを覗いてしまうハプニング、デート、破局の危機――までラブコメの王道イベントをほぼカバー。登場キャラクターたちはいたって真剣なのだが、あくまで恋愛対象はプリンターである。着替えに出くわしたシーンの「カートリッジ部分まで見えてるじゃない!!!!」などがいちいちプレイヤーの腹筋を揺さぶってくれる。

 この超上級者向けゲームはリリース直後から大手ITサイトやまとめブログで話題となり、わずか10日ほどで関連ツイートが1万3千を突破。ネットユーザーからは「なにこれ正気?」「マジキチ」「ブラザーの狂気を感じた」など惜しみない賛辞が寄せられている。

 また、その数カ月前には、主人公以外がすべてクリーチャーという無料恋愛ゲーム『クリーチャーと恋しよっ! -ここのえこころ-』(参照)が登場して、屈強なオタクたちを震撼させた。さらに11月には、ニコニコ動画で蝉丸Pとして知られる住職・仁鐵氏が『仏像これくしょん(仮)』なるゲーム企画を発表。まだゲーム化希望という計画段階ながら、公式ページ(参照)ではプレイヤーが使用予定のさまざまな仏像(女体化済み)イラストが公開されている。……一体どこへ向かっているんだこの人たちは。

 すでに成人向けゲームの分野ではモンスター娘、機械、果ては老婆までが性愛の対象になっているが、2013年はそうした“キワモノ”傾向が一般層にまで広がってきたように感じられる。幸いなことに、記者の知るかぎりプリンターやクリーチャーとの恋愛を禁じる法律は存在しない。来年以降もクリエイターの皆さまには「来いよア○ネス!来いよ自○党!」と心の中で叫びつつ、規制なんぞ気にせずフリーダムな創作に励んでいただきたい。
(文/浜田六郎)

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