飛行機撮影を楽しもう!

【新連載】飛撮(ひっさつ)仕事人! がお届けする飛行機撮影の奥深き世界

──飛行機マニアと一口に言えど、その楽しみ方は実にさまざま。機体に乗ることを楽しむファンもいれば、各パイロットのファンにグッズ収集マニア、エンジン音マニアなど、幅広い。そこで、ここではもっとも身近な“飛行機写真”の世界を覗いていただこう……。

131217igarashi_001_2.jpg

#飛行機写真の魅力

 今回より「おたぽる」飛行機班の一員として、飛行機撮影テクニックや飛行機撮影趣味について連載することになりました。飛行機というと旅客機や軍用機などがありますが、こちらで取り上げるのは主に旅客機。飛行機趣味もさまざまですが、飛行機好きな方でしたら誰でも楽しめるよう、キレイな写真やかっこいい写真とともにお送りしたいと思います。

 近年、飛行機写真を趣味とする人が目に見えて増加。空港の展望デッキなどでは飛行機にカメラを構える人が増え、女性の姿も目立つようになりました。その要因として考えられるのが、デジタルカメラとソーシャルメディアの普及。フィルムカメラに比べ手軽に撮影できるようになったうえ、ブログなどで撮影した作品をカンタンに発表できるようになり、SNSでカンタンに同じ趣味を持つ者同士が繋がれるようになったことが大きいと考えます。以前は超マニアックな趣味と見なされていた飛行機写真の世界。しかし、現在はより大衆的な趣味へと昇華するべく静かなムーブメントを巻き起こしています。

131217igarashi_002_2.jpg


 そんな飛行機写真の魅力ですが、いきなり本末転倒気味に言ってしまえば「難しい」からこそ魅力があるといえます。壁は高いほど乗り越えた時の達成感があるのと同様、自分の思う通りに撮れた時には脳みそからお汁が出るような感覚に陥ります。これこそが魅力。飛行機撮影はその性質上、だいたいが空港かその周辺での撮影に限られます。また、飛行機や空港の警備が厳しいというのも、飛行機撮影を難しくしている一因。撮影する場所が限られる中、動く機体を思い通りに撮影できた時、珍しい機体を撮影できた時、飛行機撮影者にとっては何にも代えがたい快感を得ることができるのです。

131217igarashi_003_2.jpg


 表向きにも潜在的にも飛行機が好きだという方は、ぜひ飛行機を見るだけでなく撮影にチャレンジしてください。撮影すればするほど奥の深さを実感し味が噴出。まるで、スルメのような楽しい趣味なのです。次回は、飛行撮影の中のカテゴリーについてお伝えします。

igarashi_prof.jpg

●A☆50/Akira Igarashi
フリーフォトグラファー兼グラフィックデザイナー。イカロス出版の発行する「月刊AIRLINE」「航空旅行」などで航空写真の連載記事制作などをおこなうほか、カレンダー撮影、航空会社の広告撮影などを担当。仕事でもプライベートでも飛行機撮影を行う生粋の飛行機好き。写真家として活動するだけでなく、DTP/WEBデザイナーやライターとしても活躍中! ガンダ◯好きだがニュータイプにはほど遠い。

AIRLINE (エアライン) 2013年12月号

AIRLINE (エアライン) 2013年12月号

撮り派、乗り派、スケッチ派など色々いらっしゃるそうです

【新連載】飛撮(ひっさつ)仕事人! がお届けする飛行機撮影の奥深き世界のページです。おたぽるは、人気連載飛行機連載の最新ニュースをファンにいち早くお届けします。オタクに“なるほど”面白いおたぽる!

- -

人気記事ランキング

XLサイズ……
XLサイズって想像できないだけど!!