“聖地巡礼”はガチオタだけのものじゃない!「マンガ・アニメ聖地巡礼展 in 池袋」が提示した楽しみ方

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 早速会場に到着すると、並んでいたのは各作品を紹介するパネルと、劇中の風景や実際の風景を掲載した聖地の地図、それと物販ブース。あれ……? てっきり各アニメ作品のブースなどが大々的に設けられているのかと思ったが、意外とあっさりとした展示内容だ。昨今の“聖地巡礼”ブームで力の入った祭典とは一線を画している印象。とは言うものの、展示を眺めてみると、著書『聖地巡礼 アニメ・マンガ12ヶ所めぐり』(キルタイムコミュニケーション)を持つカメラマン兼“聖地巡礼”プロデューサーの柿崎俊道氏の解説が掲示され、“聖地巡礼”の楽しみ方を初心者にもわかりやすく丁寧にレクチャーしてくれている。

 ほかにも、埼玉県の路線図を用いて、東武東上線と西武線で『あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。』『ヤマノススメ』『神様はじめました』の聖地がつながっていることを示していたりと、実利的な情報をわかりやすく示していたり、各作品のパネルを読めば、聖地を回る際に役立ちそうな情報が盛り込まれている。行政ならではの堅実なつくりといえるだろう。

『かんなぎ』と、2014年新春スタート予定の新作『Wake Up, Girls!』は、ともに宮城県仙台市が舞台。アニメ監督の山本寛作品は仙台と縁深いんだなぁなどと、実際に地図と照らし合わせて見ると、よりアニメと現実世界のシンクロ度合いが強まるような感覚を覚えた。(注:『かんなぎ』の舞台は架空の土地で、仙台市ではアニメ化にあたってロケハンを行っている。)

 また、2014年1月23日に発売される、爽快さと豪快さがウリのアクションゲーム『戦国BASARA4』では、シリーズを通して仙台出身の人気武将・伊達政宗が主役となっており、歴史の観点からも聖地と呼べるスポットが点在していることに驚かされる。

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